えんま様も人の子だったのね!?と、こわいイメージからお母さんに対する憧れの強さといい、とっても親近感がもてました。えんま様大好きのうちの子どもたちも大喜びでした。
しかし、何度も読むにつれて、その地獄絵図のリアルさや壮絶な拷問で、「地獄って怖い〜」と、涙ぐんでしまいました。死後の世界の事は、自分も分かっていないから子どもにどう伝えたらいいか、本当に頭を悩ませます。この本を読んでいても、「なんで?」の連続で、その質問にしどろもどろに答える母・・・。子どもって、反応がストレートなぶんすごくいい所をつくんですよね。
私は、地獄のえんま様が昼寝をしている時に、お母さんの膝枕で耳掃除してもらって幸せそうにしている場面が一番好きです。