長いこと風邪でお休みしていたけんごくんのところに、友達のせいぎくんが迎えに来ます。
「けんご、元気そうじゃん。学校行こうぜ!」
でも、けんごくんには学校に行きたくない理由があって…?
わかります、けんごくんの気持ち。
しばらくお休みしちゃうと、家の居心地がよくなっちゃうんですよねー。
なんだか自分だけが時間の流れから取り残されたようで、後ろめたい気持ちもあるし、行けば絶対楽しいのもわかっているんですが、なんだか踏ん切りがつかなくて。
そこで話し始めたけんごくんの、ズル休みのいいわけがすごい!
よくこんなこと思いつくなあと感心すると共に、これって全部、けんごくんの不安の塊なのかななんて感じました。
でも最後にけんごくんの背中を押したのは、せいぎくんの頼もしい言葉。
これでこそ友達!というところでしょうか。
一緒に学校へ向かう場面にあえてセリフや説明は一切ありませんが、なんとも言えぬ爽快感があります。
まだまだインフルエンザが流行っていますが、学校を休んでいるお子さんとぜひ読んでみてください。
声に出して読むのがおすすめですよ(笑)