「もうおにいちゃんになったんだから、泣いたらだめ」「もう小学生なんだから、泣かない強い子どもになりなさい」
よく、こんな言葉を聞きます。
ですが、この絵本は「悲しいときは泣いてもいい」「寂しいときも泣いてもいい」と、感じさせてくれます。
お母さんが「お母さんも泣くことがある。あなたが大きくなったからうれしくて」と言うところは、嬉し泣きという泣き方もあるんだ、と子どもに気づかせるところだと思います。
泣くことは恥ずかしいことじゃありません。
最後のページで、うさぎくんの誕生パーティーで、うさぎくんがお友達に囲まれているのを見て、お母さんが嬉し泣きをするところは、お母さんの愛情や優しさを感じました。