こねずみのお話ですが、使われなくなってがらくたたちのお話が心惹きます。
宝石箱の鍵や金ボタンたちの昔話を黙って聞くガラスは、一度も「なにか」だった記憶がないガラスを吹くときに落ちたしずくであることが切ないです。
がらくたたちの見上げる星の瞬きの美しい夜空の場面が、本当にきらきらしていて美しい絵だと思いました。
物にも心があり、いつまでも大切にしてくれる事を願っている、その人が使わなくなっても、また違う人が必要としてくれる・・・がらくたたちがこねずみの宝物になり救われていく、とても心があたたまるお話でした。
今回はクリスマスを過ぎてから読みましたが、クリスマスの時期に定番で読みたい絵本になりました。