おかのうえのおおきなきの下に
おおきなオオカミがずっと一人で住んでいました。
そこにちいさなおおかみがきます。
そしてなれなれしくもなく積極的でもなく
ただ近くにいるのです。
ある日おおきいオオカミは散歩に行きます。
行く時も何度も振り返り
ちいさいおおかみが木の下にいるのを何度も確認して
安心します。
でも帰ってくるときは
木の下にいるはずのちいさいオオカミがみえないのです。
いてもたってもいられなくなって走り出します。
オオカミの心の中が痛いほどに感じて
締め付けられる気持ちでいっぱいになります。
ともだちって大事だなぁと
素直じゃなかったおおかみが素直になるのをみて感じます。