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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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ぷっくり ぽっこり

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ジュンイチ

パパ・60代・東京都

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ジュンイチさんの声

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なかなかよいと思う 読み聞かせに相応しい昔話  投稿日:2008/06/14
きつねにょうぼう
きつねにょうぼう 絵: 片山健
再話: 長谷川 摂子

出版社: 福音館書店
日本の昔話の再話。

文字通り、きつねが嫁入りして、正体がわかってしまったので去っていったというお話です。
人間と人間以外の結婚は異類婚姻譚と言われるそうで、正体を知られたら、一緒に暮らせなくなるというのも、良くある昔話のパターンだと思います。

でも、この作品の読後感は、他の昔話の比較にならないくらい、何とも言えず爽やかなものがありました。
親子の愛情、夫婦の愛情が、沢山垣間見れるからなのでしょう。
片山 健さんの絵は好き嫌いがはっきり分かれるところですが、この作品には相応しい絵調だと思いました。
読み聞かせの昔話の一冊に加えて欲しい絵本です。
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なかなかよいと思う 本当はカッコいい  投稿日:2008/06/08
パパのカノジョは
パパのカノジョは 作: ジャニス・レヴィ
絵: クリス・モンロー
訳: もん

出版社: 岩崎書店
パパのあたらしいカノジョはかわっている。
すっごくカッコわるいんだ。
という書き出しで、物語は始まります。

色々なエピソードが、小気味良い長さの文章で語られていきます。
あたしとカノジョの間には、微妙な距離感が存在します。

でも、カノジョがとる行為、例えば「あたしのはなしをテレビをけしてきいてくれる」とか「かけっこのゴールで、いつまでも いつまでも まっている」とかの積み重ねが、その距離感を次第に縮めていくのが分かります。

あたしとあたらしいカノジョという少し難解な関係を、さり気無く描いているので、是非大人の人に読んでもらいたい絵本です。
とても参考になることでしょう。
子供にとっても、素敵な関係だと共感される部分は多いと思います。
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なかなかよいと思う ストーリー展開が絶妙  投稿日:2008/06/08
さかなのおいしいレストラン
さかなのおいしいレストラン 作・絵: さんじまりこ
出版社: ポプラ社
名前どおりの「さかなのおいしいレストラン」は、バジルとミントの二匹のねこがきりもりする繁盛店。
そこに、どうしても肉料理が食べたいと言ってきかない我がままな夫人が、やってくるところから話は急展開。

クレーマー対応というより、リッツ・カールトンのような対応をするのでビックリです。
そこで、バジルは肉の材料を探しに、ヤギ、牛、鶏に肉を分けて下さいと頼むのですが、断られるにきまっていますよね。
その三者三様の驚き方、怒り方は、とても楽しく次の頁を思わず早く開きたくなります。
結局、肉は手に入れられないのですが、ミントの機転によって、婦人も大満足させることができ、最後には、ヤギ、牛、鶏とも仲良くなるのです。

ストーリー展開がとても良く練られているので、聞き手を決して飽きさせることのない絵本です。
ネコの社会における「さかなのおいしいレストラン」という設定も、とても素晴らしい発想だと思います。
ページ全体を使って、絵を大きく描いているので、とても迫力のある絵で、しかも表情がとても豊かです。
バジルが肉を手に入れることができず、帰路につくときは、尻尾が元気なく垂れ下がり道に尻尾の跡をつけて歩いていたりして、絵本ならではの感じ方ができると思います。
読み聞かせするのにオススメできる絵本です。
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なかなかよいと思う インドの昔話  投稿日:2008/06/08
にげろ!にげろ?
にげろ!にげろ? 絵: ジャン・ソーンヒル
訳: 青山 南
再話: ジャン・ソーンヒル

出版社: 光村教育図書
冒頭にインドに伝わるジャータカの再話とあります。
ジャータカを調べてみました。
こうした背景を理解して読むのと読まないとでは雲泥のさがあります。

「ジャータカは本生経とも漢訳される仏教の説話です。
ジャータカという物語は、過去(前世)のよい行いをした人物(動物の場合もあります。)を引き合いに出して現在の人物を戒めたり、褒め称えたりしてそのよい行いを教えさとすべく説かれた経典です。
ジャータカはいわば童話・寓話の類で他の仏教経典に比べればかなり読みやすいものです。」

原題は、「Rumor」

心配がりやのノウサギが、世界が壊れると勘違いして走り出したら、回りの動物達もそれを信じて、一緒に走り出します。
1000頭単位というのが実に迫力あります。
でも、一匹のライオンだけは、世界が壊れるのを見たものがいるのか?疑問に思って問いただすのです。

真実を見極めないで、噂を鵜呑みにして行動することの危うさを伝えてくれる絵本です。
どの動物が釈迦なのか、子供に問いかけながら読み聞かせすると良いと思います。
枠に飾られた絵は、如何にも仏教経典を彷彿させるものですが、鮮明な色あいなので絵に引き込まれることでしょう。
登場する動物の表情もとても豊かなので、ページ一杯に描かれた動物達の姿を見るだけでも楽しいものです。
奥の深い絵本といえそうです。
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自信を持っておすすめしたい ママに読んで欲しい  投稿日:2008/06/08
あなたがとってもかわいい
あなたがとってもかわいい 作・絵: みやにし たつや
出版社: 金の星社
我家のみんなが大好きな宮西 達也さんの新刊です。
子供らも自分で読みましたが、他の作品ほど感銘を受けなかったようです。
だって、これは明らかにママへのメッセージ本だからです。

巻末の宮西さんの文章が、心の琴線に触れました。

『ぼくの子どもたちは、すっかり大きくなった。
でも、赤ちゃんの時のことは、ひとりひとりよく覚えている。
生まれた時の喜びやうれしさは、今も忘れない。
病気やけがをして、心配したこともいっぱいあった。
悩んだこともいっぱいあった。
でも、いつもいつも見ているだけでかわいくて、幸せをいっぱいもらった。
そんな子どもたちも、今はまったく手がかからなくなった。
体も大きくなって、時には文句をいったり、いうことをきかなかったり。
でも、それでもやっぱりかわいい。
あの時とかわらず、ひとりひとり、とってもかわいい。

この文章を読んでくださったお父さん、お母さんが、「あなたがとってもかわいい」そういって、子どもを抱きしめてくれたらうれしいです。』

世のママに是非読んで欲しい。
そんな絵本です。
そして、パパには、是非ママにプレゼントして欲しい絵本です。
やはり、宮西 達也さんの世界は最高です。
改めて認識させられました。
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なかなかよいと思う 動物図鑑の趣  投稿日:2008/06/07
チャーリーのどうぶつえん
チャーリーのどうぶつえん 作・絵: マーカス・フィスター
訳: 那須田 淳

出版社: 講談社
「にじいろのさかな」「ぺんぎんビート」「うさぎのホッパー」で知られるマーカス・フィスターの2007年の作品です。
何と、「にじいろのさかな」シリーズは、世界で1200万部を突破の超ベストセラーです。

今回のキャラクターは、アヒルのチャーリー。
羽が手のように描かれ、程良くデフォルメが効いていて、人気がでそうな予感がします。
登場する他の動物達は、可愛らしいけれども忠実に描かれています。

物語は、チャーリーが動物園で色々な動物と出会い、その解説をするというもの。
動物図鑑の絵本版という趣でしょうか。
マーカス・フィスター得意の冒険物を期待する方は、肩すかしをくらってしまうかも知れません。

絵の美しさは相変わらずで、今回のキャラクターも魅力的なので、チャーリーの冒険物を次回作に期待したいところです。
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なかなかよいと思う 無暗に得意になるのは良くないこと  投稿日:2008/06/07
がちょうのペチューニア
がちょうのペチューニア 作: ロジャー・デュボワザン
訳: まつおか きょうこ

出版社: 冨山房
1950年の初版の古典的作品で、シリーズとして七巻まであるようです。

お話は、ペチューニアが草地で本を拾うところから始まります。
本さえ持っていれば賢いと得意になって、ペチューニアの首はどんどん伸びてしまうのです。
相談する動物達へのアドバイスも支離滅裂なものなのですが、それがまた楽しい部分でしょう。
結局、ある事件で得意も賢さも吹き飛んでしまい、首は元の長さに戻ります。

良かったのは、動物達がペチューニアが賢くないということがわかっても、仲間外れにするということが描かれていないこと。
そして、ぺチューニアは、本は中身を理解しないといけないことがわかって、勉強を始めます。

「いつのひか 本当に賢くなれるように−
そうすれば、きっと皆を幸せにしてあげられるでしょう」
最後の文章は、心に響くものがあります。

得意になっていると、しっぺ返しがあるという皮肉が込められたストーリーですが、終わり方が絶妙です。
直ぐには出来なくても、志を持って望めば出来るようになるという希望を与えてくれる絵本だと思います。
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自信を持っておすすめしたい 爽やかな読後感  投稿日:2008/06/07
かかしのペーター
かかしのペーター 作・絵: バーナデット・ワッツ
訳: ささき たづこ

出版社: 西村書店
バーナテッド・ワッツは、こうさぎジャックとかハネスうさぎとかを読んだことがあり、またグリム童話等の挿絵をてがけています。
暖色系の暖かい絵風は、見る者を穏やかな気持ちにさせてくれます。

この作品も、やはりその柔らかいタッチと暖色系の絵は、農場という設定も相まって素晴らしい出来栄えだと思います。
まさに絵本らしい作品と言えます。

麦畑のかかしのペーターは、小麦が刈り取られると役目は終わり。
毎日、遊んでくれた子供達も冬になると来てくれなくなり、やがて朽ちてしまいます。
でも、春になった時に、ペーターは農夫のそばの野菜畑に運ばれて、そこで見張りをすることになるのです。

最後にペーターは、農夫の家族の一員になることができるのですが、家族の優しさを大いに感じることができます。
特に、農夫の子供達の思いやりが充分に伝わってくるので、その気持ちを感じてもらえれば最高でしょう。
読み聞かせした子供が、優しい気持ちになってくれること受けあいの絵本だと思います。
爽やかな読後感の得られる清涼剤のような一冊です。
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自信を持っておすすめしたい 読み聞かせの絵本としてベストに近い  投稿日:2008/06/07
きょだいな きょだいな
きょだいな きょだいな 作: 長谷川 摂子
絵: 降矢 なな

出版社: 福音館書店
「あったとさ あったとさ
ひろい のっぱら どまんなか
きょだいな ○○○が あったとさ」

というどこか数え歌を彷彿させるフレーズで始まります。
とてもリズミカルで、これだけで読み聞かせの絵本としての基準は大きくクリア。

そして、登場する巨大なもの。
ピアノ、電話、扇風機等の日常的なものが、とてつもなく大きくなって絵本一杯に描かれていて、そこに子供100人がやってきます。
この非日常的な世界って、子供の空想とピッタリまっちするので楽しくて仕方ないようです。

のっぱらは、以前住んでいた北海道の美瑛を思い出させるもので、そこにきつねが出てくるのも、丁度良いアクセントになっていると思います。
巨大なトイレットペーパーは、牧草ロールのようです。

読み聞かせの絵本として、三拍子揃った極めて完成度の高い絵本だと思いますので、是非オススメします。
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なかなかよいと思う ワニがバナナを食べる不思議  投稿日:2008/06/01
きょうはこどもをたべてやる!
きょうはこどもをたべてやる! 作: シルヴィアン・ドニオ
絵: ドロテ・ド・モンフレッド
訳: ふしみみさを

出版社: ほるぷ出版
アチーユはワニのあかちゃん。
食事はバナナ。
でもある日、アチーユは「きょうはこどもを食べてやる」と言って、狩りにでかけるのです。

ワニがバナナを食べる設定といい、人間の女の子にこちょこちょされるシーンといい、最後のオチといい、結構笑える絵本です。
ただ、ストーリーが分かってしまうと、それ以上のものがないだけに、子供から何回も読んでのリスエストはありませんでした。

シンプルな絵ですが、ワニの表情が上手く描かれていて好感が持てました。
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