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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

ロングセラー
どんなにきみがすきだかあててごらん

どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥

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ジュンイチ

パパ・60代・東京都

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ジュンイチさんの声

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自信を持っておすすめしたい 日本昔話を彷彿させます  投稿日:2009/09/21
やったねカメレオンくん
やったねカメレオンくん 作: ウェニィー・ハディシィ
絵: エイドリエンヌ・ケナウェイ
訳: 久山 太市

出版社: 評論社
原題は、「Crafty Chameleon」
Craftyとは、「悪賢い 悪だくみにたけた ずるい こうかつな」という意味で、どちらかと言うと悪いイメージなので、やったね カメレオンという邦題にしたのでしょう。

お話は、決してそんなことはなくて、カメレオンは、機転が利くというようなスタンスで描かれています。

ヒョウとワニが、我が物顔で暮らすジャングルが舞台なのですが、カメレオンくんは、もう我慢が出来ません。
カメレオンくんが何を言っても、嘲笑われるだけなのです。

そこで、カメレオンくんは知恵を使って、二人を懲らしめます。

どこか一休さんのとんちに似た退治方法で、これは、子供達に大受けすることでしょう。
描かれる動物達の表情がとても豊かで、特に、カメレオンに謝るヒョウとワニのしょんぼりした表情は絶品です。

色彩鮮やかに描かれた親しみやすい動物達、それにストーリーは昔話を彷彿させるもので、万人にとって受け容れられる作品だと思います。
あまりに威張ることはしてはいけないという教訓もあって、是非オススメします。
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自信を持っておすすめしたい 色遣いがとても鮮やか  投稿日:2009/09/21
フィアボ
フィアボ 作・絵: マイケル・グレイニエツ
訳: ほその あやこ

出版社: ポプラ社
作家のマイケル・グレイニエツはポーランド出身。

主人公の、まっかなさかなのフィアボはお話が大好き。
お話と言っても、読みきかせが好きという設定で、最初のシーンで小魚達が聞いている様は圧巻です。

ある日、フィアボはきいろの魚と出会い、くちを合わせて挨拶をします。
そして二匹は並んで眠るのですが、翌朝、きいろの魚の姿は見えず、黄色い小さな粒が残っているだけなのです。

その黄色い粒を口に入れて、フィアボは、きいろの魚を探しに出かけます。
最後には、きいろの魚と出会えるのですが、その時に凄いサプライズが展開します。

良くTVの番組とかで見たことがありますが、魚が卵を口の中で孵化させるシーンをそのまま描いています。
両親が、あかときいろですから、孵化した沢山の子供達はあかときいろで、とても鮮やか。
フィアボときいろの魚が、子供達に囲まれての頁には目を奪われることでしょう。
お約束のエンディングも納得で、これは、子供が喜ばない訳がありません。

ストーリー展開の素晴らしさ、その色づかいの綺麗さとも相まって、是非オススメしたい一冊です。
きっと、お気に入りに加える子供が沢山いる作品になるとこ間違いないと思います。
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自信を持っておすすめしたい おじいちゃんにはたまらないお話  投稿日:2009/09/21
わたしのおじいちゃんはチャンピオン
わたしのおじいちゃんはチャンピオン 作: カール・ノラック
絵: イングリッド・ゴドン
訳: いずみ ちほこ

出版社: らんか社
2007年の課題図書の「ぼくのパパはおおおとこ」「わたしのママはまほうつかい」のコンビによる第三弾。
カール・ノラックは、ハムスターのロラシリーズでも有名なベルギーの絵本作家です。
何とその作品は、39ヶ国語に翻訳されているそうなので、人気のほどがうかがえます。

今回は、おじいちゃんをチャンピオンに見立てています。
「パパはおおおとこ」、「ママは魔法使い」、「おじいちゃんはチャンピオン」に見立てるその着眼点は素晴らしく、本当に子供の目線から描いています。

「世界一のおじいちゃんがいる人にみんなに」というサブタイトルにあるとおり、おじいちゃんにとってたまらない内容だと思います。
特に今回の設定であるおじいちゃんと女の子の孫というシチュエーションの一家にとっては、必需品と言えるかも知れません。

我家でも、祖父と子供の関係ってこんな感じだと思いつつ、共感のできるお話でした。

子供だけでなく、おじいちゃんにもオススメしたい一冊で、字が大きいので、幼稚園児ぐらいのお子さんが最適かも知れません。
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なかなかよいと思う 壮大なスケール  投稿日:2009/09/20
ジャイアントピーチ ダールのおばけ桃の冒険
ジャイアントピーチ ダールのおばけ桃の冒険 作: ケアリー・カークパトリック
絵: レイン・スミス
訳: 小川 仁央

出版社: 評論社
冒頭にあるとおり、ロアルド・ダール原作を絵本にしたもの。
既に、ディズニー映画として評価されている作品です。

主人公の9歳の少年ジェームスは、両親を亡くしてから2人の叔母にいじめられる毎日を過ごしています。
ある日、謎の老人からもらった緑色に輝く不思議なものを、桃の木の根本にこぼしてしまうと、巨大な桃が育ったのです。
桃の中にはムカデ、クモ、ミミズ、テントウ虫、キリギリス、土ボタルという虫たちがいて、仲良くなったジェームスと虫達は、桃に乗って冒険の旅に出かけます。

想像できないほど、大きなスケールのお話で、やはり絵本として描くのはなかなか難しい作品です。
絵のキャラクターは、好みの分かれるところで、とても幻想的ではあるのですが、少し暗めでかつ動きが見えないので、その良さが伝わらないかも知れません。

冒険ものが好きな子供にはたまらない作品には間違いのないところですので、映画と合わせて読まれるとまた違った楽しみ方ができると思います。
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自信を持っておすすめしたい おかあさんが一番だと良くわかります  投稿日:2009/09/20
おかあさんがいちばん
おかあさんがいちばん 作・絵: バレリー・ゴルバチョフ
訳: 那須田 淳

出版社: 講談社
作者のバレリー・ゴルバチョフは、ウクライナ出身で、ソ連崩壊でアメリカへ移住して活動されています。
そのアメリカ移住した際の、最初の作品になります。

最近のとてもお気に入りの作者なので、見つけたときにとてもワクワクしました。
読後感は、やっぱりバレリー・ゴルバチョフの作品だから間違いなかったということ。
これだけ外れの少ない作者も珍しいと思います。

お話は、5匹の兄弟のこうさぎが寝ているシーンから始まります。
その中の一匹であるニックが、夢にうなされて、おかあさんを呼んで、夢の話をします。
その夢の話と絵が本当に楽しい展開で、おそらく誰しもが引き込まれてしまうとこ間違いなし。
このウィットに富んだ場面は、バレリー・ゴルバチョフならではのもので、たまりません。
何回も読み返してしまいました。

エンディングも心を打つもので、絶対にオススメの一冊です。
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なかなかよいと思う 世界の言葉を知るきっかけになります  投稿日:2009/09/20
うしはどこでも「モ〜!」
うしはどこでも「モ〜!」 作: エレン・スラスキー・ワインスティーン
出版社: 鈴木出版
犬が、英語で「bow-wow」バウワウって鳴くというか、聞こえるというのは知っていました。
でも、犬だけでなくかえる、にわとり、あひるなんかも、言語によっての発音の仕方が違うというのを、順に描いている絵本です。

何故か不思議な感じがしますが、一番の謎が、なぜ牛だけ「モー」というのが共通なのかということ。

けど、うしは どこへ いっても
「モー!」
てなくねん。

ほんまかいなって思ってしまいます。
でも考えれば、「モー」の一文字だけですから、違いようがないと言えばそれまでのような感じもします。

落語家の桂かい枝さんが訳しているので、大阪弁になっていますが、それがとてもこの絵本とマッチしていて楽しめると思います。
世界にはいろいろな言葉があるということの、話のきっかけにもなるので、一度読む価値はあると思います。
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なかなかよいと思う パラパラ漫画のような絵  投稿日:2009/09/20
いたずらこねこ
いたずらこねこ 作: バーナディン・クック
絵: レミイ・シャーリップ
訳: まさき るりこ

出版社: 福音館書店
1956年初版の古典的作品で、日本でも1964年に訳されて以降、継続的に読まれ続いている作品です。
原題は、「The Curious Little Kitten」
いたずらというところに、少し違和感を覚えました。

左にカメ、右にこねこ。
この関係はずっと続いて、真中で出会ったり、離れたりするシーンが登場します。
常に同じ場所を映し出しているので、まるでパラパラ漫画を見ているようです。

とてもシンプルなお話で、絵も二色刷りなのですが、とても味わい深いものに仕上がっています。
絵の一本一本の線が、実に細かく描かれていて、魅了されること間違いないでしょう。
また、話自体も、分かりやすいので、小さいお子さんでも、充分に楽しめる作品だと思います。

ねこってこんなにも、水が嫌いなのかと初めて知りました。
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自信を持っておすすめしたい 誉め方を考えさせられます  投稿日:2009/09/20
おとうさんがいちばん
おとうさんがいちばん 作・絵: バレリー・ゴルバチョフ
訳: 那須田 淳

出版社: 講談社
邦題だけ見ると、「おとうさんがいちばん」があったので、「おかあさんがいちばん」は純粋な続編と思えますが、原題からするとそういう意図はあまりなかった気がします。

今回の主人公は、こぐまのペーター。
学校で描いたオレンジの絵が、先生に誉められて得意満面で帰るところから始まります。

学校の帰り道で、みんな誉めてくれるのですが、どうも誉め方が、ペーターは気に入らないのです。

そして、我家に帰ると、おとうさんが誉めてくれるのですが、やはり、ペーターが望んでいた誉め方そのもの。
子供の誉め方って確かに難しいし、こんな風に子供が受け止めてくれる誉め方ができるようになりたいものです。

子供のみならず、大人にとってもとても気づきが多い絵本だと思います。
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自信を持っておすすめしたい エンディングの発想が素晴らしい  投稿日:2009/09/20
ひょろのっぽくん
ひょろのっぽくん 作・絵: かとう まふみ
出版社: 農山漁村文化協会(農文協)
表紙の絵に惹かれて読んでみました。
この表紙の絵の表情が何処かで見たことがあると思ったら、「えんぴつのおすもう」の作者でした。

また、出版社が社団法人 農山漁村文化協会というところ。
調べたら、農文協は、農と食・健康・教育を軸心として「いのちの流れ」を呼びおこし、都市と農村の関係を変え、自然と人間の調和した社会を形成することをめざして、総合的活動を展開する文化団体とのことでした。

さて、主人公は、とうもろこしばたけの中に、一本ある高いひょろのっぽくんです。
でも、ひょろのっぽくんだけは、やせ細っていて、他のとうもろこしが収穫されるのに、一人だけ(一本だけ)取り残されてしますのです。

やっと、ひょろのっぽくんは収穫されるのですが、それでもすぐ食べられることがないのです。

なぜ?って思うのですが、それは最後にわかりますので、これは読んでからのお楽しみ。
考えてみれば納得なのですが、なかなかの発想だと思います。

絵がどことなく日本の絵っぽくなくラテン系の色あいで、それがとうもろこしととてもマッチしています。
ストーリーの出来栄えも良く、オススメしたい一冊です。
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なかなかよいと思う 少し難しいかも  投稿日:2009/09/06
おもいのどっち?
おもいのどっち? 作・絵: あきやま ただし
出版社: 岩崎書店
あきやま ただしさんの1996年の初期作品。
ぞうさんとぶたさんがシーソーしているシーンから始まります。
そのときの文章は、「ぞうさんのほうがかるいの?」

なぜか、ぶたさんのほうが重いのですが、次の頁に種明かしがあって、ぶたさんが7匹も乗っていたのです。

そんなやり取りが続く、ユニークな作品で、大人には大受けすることでしょう。
でも、対象年齢である幼児が、天使が軽いとか、鉄の豚が重いとかを理解するのは難しいかも知れません。
それを抜きにすれば、可愛らしい絵と相まってとても楽しい作品だと思います。
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