季節
新装版 ゆきがやんだら

新装版 ゆきがやんだら(Gakken)

酒井駒子によるロングセラー絵本の新装版

  • かわいい
ロングセラー
どんなにきみがすきだかあててごらん

どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥

  • かわいい
  • ギフト

TOP500

ジュンイチ

パパ・60代・東京都

  • Line

ジュンイチさんの声

1648件中 881 〜 890件目最初のページ 前の10件 87 88 89 90 91 ... 次の10件 最後のページ
なかなかよいと思う 暖かい気持ちになる絵本  投稿日:2009/09/26
かえるのピータン
かえるのピータン 作・絵: どい かや
出版社: ブロンズ新社
主人公のかえるのピータンは、のんびりと池で暮らしています。
そこに現れたのは、渡り鳥のパーチク。
旅の途中に一休みするために、池に舞い降りたのです。

パーチクは、北の国、南の国、人間の住む賑やかな国などの遠くの国で見てきたことを話ます。
そして、ピータンに君も旅をしたらどうだいと尋ねるのです。

今度は、ピ−タンが、池の春夏秋冬のお話をするのです。
すると、パーチクが、君もいろいろなものを見ているんだねと気づくのです。

全く住む環境が違う二人が、それぞれを認め合うという姿が、とても微笑ましく思えます。
これって、人間社会の縮図で、立場を理解しあうことの大切さを教えてくれているかのようです。

どいかやさんの絵は、とても奇麗な色調で見るだけで暖かい気持ちにさせられます。
特に、ピータンとパーチクがふたりではすの葉に寝そべっているシーンなんかは、眺めていて飽きません。

安心してオススメできる絵本です。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい ウサギとカメを超えた出来栄え  投稿日:2009/09/26
だれがいちばんはやいかな
だれがいちばんはやいかな 作・絵: マイケル・グレイニエツ
訳: いとう ひろし

出版社: 絵本館
マイケル・グレイニエツは、ポーランド出身。
先日読んだフィアボの作家でした。

お話は、皆さんご存知のイソップ物語の「ウサギとカメ」と同じ内容の話です。
思い上がって油断をすると勝機を逃すとか、歩みが遅くとも、少しづつでも着実に真っ直ぐ進むと、大きな目標に到達できるという教訓でも知られる有名なあのお話です。

登場するのは、かたつむり、めんどり、ねこ、うさぎ、うま。
桜の木の下をめがけてみんなで競争するのですが、例にたがわず、途中でわき道にそれるのですが、その理由が面白いです。
みんなわき道で、食べるのに夢中になってしまうのです。

これだけが「ウサギとカメ」との違いなのかなと思っていたら、さにあらず。
競争の決着の後に、再レースがあるのです。
それが、納得のエンディングで、これならオリジナルの作品と言っても良い出来栄えだといえるでしょう。

絵は今まで見たことのないようなタッチですが、お話をとてもマッチしています。
完成度の高いオススメの作品です。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい パパの必読書  投稿日:2009/09/23
パパはジョニーっていうんだ
パパはジョニーっていうんだ 作: ボー・R・ホルムベルイ
絵: エヴァ・エリクソン
訳: ひしき あきらこ

出版社: BL出版
スウェーデンの絵本です。
絵を描いたエヴァ・エリクソンは、「おじいちゃんがおばけになったわけ」で知られています。

一言で言って、この絵本を子供にとてもじゃないが読み聞かせ出来ません。
理由は、涙で文字を追うことが出来ないから。
今まで何冊も泣ける絵本には出会いましたが、これは全く次元が違います。
号泣してしまうという表現が、これほど合う絵本は初めてです。

お話は、離婚して離れ離れに暮らす息子のティムが、パパのジョニーと久しぶりに合う一日を描いたもの。
ティムは、人に合う度に、「パパはジョニーっていうんだ」と誇らしげに言うのです。
そして、パパも、
「この子は、ぼくの息子です。
 最高にいい息子です。
 ティムっていうんです!」
って乗った電車の中で周りの人に自慢するのです。

親の都合で離婚して、離れ離れに暮らすことになってしまったのに、何とも健気なティムの仕草、言葉は、必ず読者の心の琴線に触れること間違いありません。
子供に罪はないとはよく言ったもの。
我が身を振り返って、子供を第一に考えないとならないということを、改めて考えさせられました。

世のパパに是非とも読んで欲しいです。
ママではなく、パパにとっての必読書として、オススメします。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う 珍しいタイの作品  投稿日:2009/09/22
ありんこたんけんたい
ありんこたんけんたい 作・絵: チーワン・ウィササ
訳: ふせまさこ

出版社: 新世研
珍しいタイの作品です。
でも、作・絵というところを見なければ、全く日本の作品と変わりません。
絵そのもの自体、日本の作家と言われても違和感がないと思います。

お話は、10匹のありが、いろいろなところを探検するというもので、登場してくるシーンは、見慣れたもの。
積木、風車、風船、かたつむりなどが出てきますが、とてもわかりやすい設定です。
主人公が、ありということもあって、気軽に読める作品だと思います。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 難民の実態を克明に描いています  投稿日:2009/09/22
ともだちのしるしだよ
ともだちのしるしだよ 作: カレン・リン・ウィリアムズ
絵: カードラ・モハメッド
訳: ダグ・チェイカ

出版社: 岩崎書店
第15回いたばし国際絵本翻訳大賞の翻訳作品です。
原題は、「Four Feet Two Sandals」
大賞受賞したのは、都立高校生の小林 葵さん。
邦題とした「ともだちのしるしだよ」という訳に、類まれな感性を感じさせられます。
私も応募しようとしましたが、このような訳は全く思いつきませんでした。

お話は、アフガニスタンとパキスタン国境の難民キャンプでの作者の体験に基づいています。
難民キャンプでの友情がキーになっていますが、それ以上に世界各国には難民キャンプのような実態があることを知るきっかけとなる貴重な絵本だと思います。
対象は5歳からとなっていますが、内容を理解するのは難しいはず。
むしろ小学校高学年〜中学生辺りの年代に読んでもらって、いろいろ考えさせたい絵本です。
また、日本という国が如何に平和なのかを実感できることでしょう。
参考になりました。 0人

ふつうだと思う 暖かい気持ちになります  投稿日:2009/09/22
ことりちゃんとんだ!
ことりちゃんとんだ! 作: アンドレ・ダーハン
訳: 辻 仁成

出版社: ひさかたチャイルド
芥川賞受賞作家の辻 仁成さんの訳だったので読んでみました。
作者のアンドレ・ダーソンは、アルジェリア生まれフランス育ち。
現在はパリ在住とのことなので、辻さんもパリに居を構えていることから今回の翻訳になったのでしょう。

いつものように ぼくが そらを とんでいたらね、
どこからともなく ことりの なきごえが したんだ。

という書き出しで始まるのですが、ぼくは、何故か空を飛べるのです。
それも葉っぱに乗って。

それから、巣から落ちた小鳥を助けて、飛べるように教えていくというお話なのですが、ストーリー展開に大きな山がある訳ではありません。
全体を通して、暖かさが感じられるそんな絵本で、絵そのものも、とても淡いタッチで描かれています。

読後の暖かい気持ちを楽しむといった類の絵本なので、万人に受けられかは疑問です。 
参考になりました。 0人

ふつうだと思う 設定は楽しい  投稿日:2009/09/22
もどってきたぜ!
もどってきたぜ! 作・絵: ジョフロワ・ド・ペナール
訳: 石津 ちひろ

出版社: 評論社
ジョフロワ・ペナールは、フランスの絵本作家で、この作品が始めて日本へ紹介された作品です。

題名のとおり、オオカミがもどってくるのですが、その理由が笑えます。
昔話で、オオカミは三びきのコブタやヤギのおかあさんに、やられてしまうのですが、しっかり体を鍛えて、もどってきたと言う設定なのです。

それから続くエピソードは、これからどんな展開になるのだろうと、とても期待をもたせられるのですが、エンディングはとてもあっさりとしたもの。
逆に、オオカミは再度やられてしまうのですが、その時に登場する人、動物たちの表情があまりに醜いです。
しかも、まだオオカミが何もしていないのに、先制攻撃。
どうもしっくりきませんでした。

オオカミがこうした形で登場する絵本は、どうも、オオカミ=悪という図式だけが先行してしまっており、もっと違った形での見せ方をして楽しませて欲しいと思います。

前半の展開が面白かっただけに、少し残念な作品でした。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい 絵本の見せ方が秀逸  投稿日:2009/09/22
うえには なあに したには なあに
うえには なあに したには なあに 作: ローラ M.シェーファー
絵: バーバラ バッシュ
訳: 木坂 涼

出版社: 福音館書店
この絵本は縦に開いて矢印にそって下から上に読むという手法を用いています。
そして、真中にきたら、本をくるっと回して、下から上に読むというつくりです。
下から見上げるあるいは、上から見下ろすという行為を、絵本を最大限に使って、地球の大きさを十二分に表現しています。

この見せ方で、もうこの絵本の素晴らしさは約束されたようなもの。

しかも、○○○の上には何がある?
という質問形式ですから、頁をめくるのが待ち遠しくて仕方がないという子供が多いことでしょう。
また、描かれた絵もとても伸びやかで縦長のサイズを活かしていて、魅力的なものです。
絵を描いたバーバラ バッシュは、植物画家ということもあって、科学を学ぶ絵本としてもオススメできる一冊です。
参考になりました。 1人

ふつうだと思う 魅力的なキャラクター  投稿日:2009/09/22
くろくんとなぞのおばけ
くろくんとなぞのおばけ 作・絵: なかや みわ
出版社: 童心社
我家で大人気の「そらまめくんシリーズ」のなかやさんの作品。
くろくんもシリーズ化していて、今回は第3段の新作になります。
いつ見ても、なかやさんの絵とキャラクターは、とても優しくて良いですよね。
しかも、そのキャラクラーがクレヨンですから、子供にはたまらないシリーズだと思います。

お話は、朝起きると、クレヨンケースから黄色君が居なくなっているところから始まります。
毎朝、誰かが居なくなるので、これはおばけの仕業だと話は展開します。

居なくなったのは、おばけの仕業ではなかったのですが、前半と後半への話の展開で少し違和感を覚えました。
確かに心温まるエンディングではあるのですが、くろくんというシリーズには向かないというか唐突な感じがしています。

もちろん、このキャラクターは魅力的なのですが、なかやさんの他の作品のレベルが高いだけに、厳しい評価になりました。 
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 珠玉のフレーズが沢山  投稿日:2009/09/22
あいしてくれてありがとう
あいしてくれてありがとう 作・絵: 宮西 達也
出版社: ポプラ社
大好きな宮西 達也さんの「ティラノサウルスシリーズ」の第7弾。
これだけのシリーズを描き続ける宮西さんには、本当に脱帽でしかありません。

今回のストーリーで出てくるパウパウサウルスは、ひとりぼっちで盲目という設定です。
成る程、こうきたかと直ぐに感じられたティラノサウルスシリーズ フリークの方も多かったのではないでしょうか?

もう、その後の展開は何となく分かってしまうのですが、それでも、心の琴線に触れる作品に仕上げてしまうところが、宮西さんの凄さです。

シリーズを通して描かれている愛は、この作品でも健在で、号泣するというところまではいきませんでしたが、読んで良かったと実感できる作品であることに間違いはありません。

「うまれてこなくていい やつなんて いないんだ!!」
「いつか きっと、いいことや
 たのしい ことが まっていると おもって
 かなしい ことや つらいこと
 さみしい ときだって あるけど
 がんばって いきているんだ!」

等々あちらこちらに珠玉のフレーズが散りばめられていて、絵本の水準を越えている作品として是非ともオススメします。
参考になりました。 0人

1648件中 881 〜 890件目最初のページ 前の10件 87 88 89 90 91 ... 次の10件 最後のページ

2025年 今、読んでほしい!この絵本・児童書14選 レビューコンテスト

出版社おすすめ


全ページためしよみ
年齢別絵本セット