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どんなにきみがすきだかあててごらん

どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥

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ジュンイチ

パパ・60代・東京都

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ジュンイチさんの声

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なかなかよいと思う かんむりって何?  投稿日:2009/09/06
トマトひめのかんむり
トマトひめのかんむり 作: 真木 文絵
絵: 石倉 ヒロユキ

出版社: ひかりのくに
我家で大人気のポットくんシリーズの真木 文絵さん、石黒 ヒロユキさんのコンビによる作品です。

舞台は野菜畑。
おおきなトマトの株の根元にいるのが、主人公のトマトひめ。
まだ緑色のかたいトマトなのですが、緑の冠がなくて困っています。
そこで、亡くした緑の冠を探しに出かけるのですが、登場してくる虫達、野菜たちのキャラクターがユニーク。
特にひねくれたキュウリは、喝采もの。

ハッピーエンドの終わり方も素敵ですが、だんだんと、トマトひめが赤く色づいていく変化の様は、子供の心を惹きつけることでしょう。

緑の冠とは言いえて妙で、確かにそう見えますね。
文章は長いですが、絵がかわいいので、飽きることなく読み聞かせできる絵本だと思います。
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自信を持っておすすめしたい 三尺豆のキャラが良い  投稿日:2009/09/06
そらまめくんとながいながいまめ
そらまめくんとながいながいまめ 作: なかや みわ
出版社: 小学館
そらまめくんシリーズの新刊と思って大喜びしたのですが、実際は、こどものとも年中向き 2003年4月号(福音館書店)に掲載されていて、そのハードカバー版でした。
シリーズ第三段ということになります。

今回のさんじゃくまめとは、三尺豆という漢字の通り、とても長い豆で、実際に写真を見るとなんじゃこれという感じです。

今回のキャラのさんじゃくまめですが、やはり、そらまめくんシリーズは、そのキャラが本当に魅力的で、また、良いキャラの登場です。
この設定で、既にこの本の楽しさは約束されたも同然。
滑り台になったり、橋になったりと、三尺豆の特徴を大いに活かしたストーリーは、子供も大興奮すること間違いなしです。

他の作品のそらまめくんに比べると、わがままな面が消えて、仲間としての成長が感じられるところも、この作品の魅力です。
是非オススメしたい逸品です。

平山 和子さんの「まめ」という作品でも、三尺豆が登場しているようなので、読んでみたくなりました。
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なかなかよいと思う いぬがいっぱいとセットで  投稿日:2009/09/05
ねこが いっぱい
ねこが いっぱい 作: グレース・スカール
訳: やぶきみちこ

出版社: 福音館書店
グレース・スカールの初めての作品である「いぬがいっぱい」に続いて発刊された作品。
1947年の初版で、日本には、1986年に翻訳されています。

「いぬがいっぱい」では、犬の種類の違いが明確にわかって、それこそいっぱいという感じがしたのですが、この作品ではそれほどいっぱいという臨場感がありませんでした。

白のキャンバスに描かれたとてもシンプルな猫の絵なのですが、犬と違ってそれほど躍動感を感じなかったのは、やはりその性質によるものなのでしょうか。

「いぬがいっぱい」があまりにも良かったので、少しがっかりしましたが、赤ちゃんにとっては、楽しい作品には間違いありません。
「いぬがいっぱい」とセットで是非読み聞かせしてみてください。
0歳から楽しめます。
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なかなかよいと思う きたむらワールドが全開  投稿日:2009/09/04
ミリーのすてきなぼうし
ミリーのすてきなぼうし 作: きたむら さとし
出版社: BL出版
大好きなきたむら さとしさんの新作です。
ミリーは、帽子屋さんに入って、羽根の付いた帽子を買おうとします。
でも、ミリーのお財布は空っぽです。

気の利いた店長さんが持ってきてくれたのは、想像の帽子。
それから、楽しいストーリーの始まりです。

想像の帽子ですから、どんな帽子にも変身します。
クジャクの帽子になったり、ケーキの帽子になったり、噴水の帽子になったりとどんどん空想は無限大に広がるのです。
この世界って、きたむらさんならではのもの。
見るだけでも楽しい世界が展開していて、子供は夢中になること間違いなしです。

「そうです。
だれでも、もっているのです。
じぶんだけのすてきなぼうしを。」
という最終頁の文章が、心に響きました。

夢のある作品なのでオススメです。
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自信を持っておすすめしたい 絵コンテのような絵が秀逸  投稿日:2009/09/04
門ばんネズミのノーマン
門ばんネズミのノーマン 作・絵: ドン・フリーマン
訳: 山下 明生

出版社: BL出版
またしても、ドン・フリーマンの新訳です。
と言っても初版は1959年になりますから、半世紀前の作品ということになります。

お話の主人公は、美術館の門ばんをしているねずみのノーマン。
でも、美術館と言っても、マジェスティック美術館の地下室にしまわれている作品を見せるために、裏手の秘密の抜け穴の門ばんをしているのです。

そのマジェスティック美術館で、彫刻コンテストが行われると知ったノーマンは、自分の作品を出品するのですが、それからの物語が素敵の一言です。
まさに夢に溢れたストーリーで、絵本ならではのもの。
エンディングも茶目っ気たっぷりで、気に入りました。

文章はとても長いのですが、絵がふんだんに挿入してあるので、飽きさせません。
そして、何と言ってもその絵が、とても優しいタッチと色合いで、見る者を暖かい気持ちにさせてくれます。
絵コンテとも言えそうなそのタッチは、とても味わい深いものです。

ドン・フリーマンならではの作品に拍手喝采です。
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自信を持っておすすめしたい 話の設定が楽しい  投稿日:2009/09/02
シマリスのしまおくん
シマリスのしまおくん 作・絵: あきやま ただし
出版社: 教育画劇
あきやま ただしさんの絵本は、キャラクターの設定がとても上手いので、シリーズ化しても色褪せません。
でも、この作品は、キャラクターは良いものの、単品として終わりそうです。

理由は、その設定にあります。
しまおくんは、実はシマリスで、しかも、村人全員が動物だったというあっと驚くストーリーのため、種明かしが終わってしまった以上、続編は難しいからです。

他のあきやまさんの作品と少し違った趣の作品で、きっと子供も大喜びの作品だと思います。
自分の存在って何?って考えさせられてしまい、やはり、あきやまさんって凄いって再認識しました。
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自信を持っておすすめしたい ストーリーが素晴らしい  投稿日:2009/09/01
らくがきぶたくん
らくがきぶたくん 作・絵: あきやま ただし
出版社: ポプラ社
大好きなあきやま ただしさんの1996年の作品です。
ふしぎなカーニバルでデビューしたのが1993年ですから、きわめて初期の作品になります。

実は、あきやまさんの作品で、最初に目にしたのがこの作品だと思います。
その頃は、読み聞かせをしていない時だったのですが、全くこの作品の良さが理解できず、何処が良いのだろうと思った記憶があります。

恐らくあきやまさんの作品って、読み聞かせをしたことのないパパにとって、理解できない作品もあると思います。
これも、そんな作品です。

絵が本当に落書きレベルなのは、話そのものが落書きだから。
でも、その落書きが実際に動くなんて、子供にとってはたまらなく楽しい話で、夢のような絵本だと言えるはずです。

あきやまさんらしいエンディングで、はまってしまうお子さんも多いと思えるそんな作品です。

お絵かきが大好きになり始めの頃に読んであげて下さい。
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なかなかよいと思う 最後のどんでん返しが楽しい  投稿日:2009/09/01
パブロのてんらんかい
パブロのてんらんかい 作・絵: きたむら さとし
出版社: 小峰書店
絵本ナビに投稿する前にはまった、きたむら おさむさんの作品。
絵の背景が、おんちのイゴールと酷似しているのですが、きっとイギリスの何処かにある風景なのでしょう。

お話は、ぞうのパブロが展覧会に出す絵で悩むところから始まります。
友だちからのアドバイスで、外に出て風景画を描くことに。
でも、やっぱり上手く描けず、お昼過ぎに眠ってしまいます。

すると、きたむらさんの作品に出演する御馴染みの動物達が、パブロのキャンパスに加筆していってくれて、絵が見事に仕上がっていくのですが、あっと驚く逆転劇が最後に待っています。

何ともきたむらさんらしいストーリーで、彼の作品を読んだことのある方なら納得の作品でしょう。

彼の描く動物の絵のテイストは、いつ見ても心を和ませてくれます。
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自信を持っておすすめしたい 読み比べると楽しい  投稿日:2009/08/28
にんじんのたね
にんじんのたね 作: ルース・クラウス
絵: クロケット・ジョンソン
訳: 小塩節

出版社: こぐま社
文をルース・クラウスによる1945年の作品。
渡辺茂男さんが訳し1980年に「ぼくのにんじん」として出版された作品を小塩節さんの訳で、こぐま社から2008年に再度出版されたものです。
原題は、「The Carrot Seed」

こちらの方は、原題と同じに訳していることから分かる通り、忠実に訳しているようです。
読み比べるとこんなにも違うのかと、正直驚きました。

一番の差異は、「ぼくのにんじん」では、視点がぼくにあったのに対して、「にんじんのたね」では 主人公をにんじんのたねに置いていることです。
巻末に、この作品を出版するにあたっての思いが綴られているのですが、その背景を知ると絵本の深さに感動せずにいられません。

「ぼくのたね」の方が、子供には馴染みやすいという感がありますが、何れにせよ、最後までやりぬくことを伝える名作であることに間違いありません。

絵自体、とてもシンプルで、色合いも黄色を貴重とした落ち着いたものなのですが、心に届く優しさに溢れています。
文章もとてもリズミカルで読みやすく、60年以上にわたってアメリカで読み続けられるのが頷ける作品だと思います。

絵本らしい絵本としてオススメです。
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なかなかよいと思う アンソニー・ブラウンの新作  投稿日:2009/08/28
ゴリオとヒメちゃん
ゴリオとヒメちゃん 作・絵: アンソニー・ブラウン
訳: 久山 太市

出版社: 評論社
大好きはアンソニー・ブラウンの新作だったので、思わず読んでしまいました。
表紙のゴリラの絵を見れば、直ぐに彼の作品と分かりました。

さて、お話は、動物園でひとりぼっちのゴリラのゴリオが、世話係の人に友達を欲しいと伝えるところから始まります。
それで連れて来られたのが、ねこのヒメちゃん。
直ぐに仲良くなって二人の楽しい生活が始まります。

全編を通して、何と言ってもゴリオの優しい表情が、読み手の心を癒してくれます。
実に細かい描写は、アンソニー・ブラウンならではのもの。
見開き一頁を見るだけでも、釘付けになるお子さんも多いはず。
そのエンディングもまた、彼らしい味付けで納得です。

スマッシュヒットではありますが、正直、彼の他の作品群に比すると、少し物足りないかなという感じが否めませんでした。
もちろん、それだけ彼に期待するものが大きいということの裏返しということも言えますが、いつもの隠れキャラが少なかったことが残念です。
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