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アダム&デヴ

ママ・60代・青森県、男の子26歳

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アダム&デヴさんの声

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自信を持っておすすめしたい 一冊で 何冊分も 楽しんだ 気分でした  投稿日:2009/06/22
から から からが・・・
から から からが・・・ 作: 高田 桂子
絵: 木曽 秀夫

出版社: 文研出版
 表紙絵をみて、言葉遊びのえほんかな?と思いきや、なんと民話のようでありました。

 ご先祖にあたるげんぞうじいさまのむらには、ながーいながーい ふしぎな抜け穴があった。
 入ってがら出てくるまでにながくて、中から出てきたものは、みな姿が変わってしまうということで、この抜け穴を“すがたかえ”とよんでいた。
 このげんぞうじいさまの隣に住んでいたのが“ぬさ”っちゅう性悪ばあさま。
 じいさま、ばあさまを“すがたかえ”にだましだまし連れて行き…。

 地図は出てくる、“すがたかえ”での変身の様子は出てくる、カルタは出てくるの盛りだくさんです。

 ばあさまが、変わった物がまた面白くて、タイトルの意味がここでやっと解ります。その後の村人の右往左往するところも笑えます。
 さいごに、ポンとおちがあり、ちょっとホッとして、ニカッっていう気分です。

 
 当時小学一年の息子に読みました。どのページでも受けが良く大笑い。読み終わった後、一人で復習していました。

 大型判があれば、お話し会でも使えるのにな〜とちょっと残念でし
た。


 一冊で何冊分も楽しんだ気分でした。
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自信を持っておすすめしたい 絵を通して接した異文化にのめり込み…  投稿日:2009/06/22
せかいのひとびと
せかいのひとびと 作・絵: ピーター・スピア
訳: 松川 真弓

出版社: 評論社
 『雨、あめ』のピーター・スピアーさんの作品です。
 3〜4年生にという紹介を見ましたが、中を開いて驚きです。
 これは、5年生いえいえ、中学生でも十分に楽しめる、いえ学べます。
 
 “世界“とか“グローバリズム”とか、近年、ヒューマニズムの観点から美しい言葉として、良く用いられていますが、大人でも自分の場所に立って、漠然としたイメージで使っているような気がします。
 頭でイメージし、理解しているような錯覚はそれこそ危険きわまりないと思います。
 
 
 見返しは“宇宙の中の地球”、扉は“アダム&イヴを想起させる楽園”と装幀から、力が入っている本だなとおもいました。
 約60億のひとびとの、“ひとりひとりのちがい”を体型から始まり、人種.民族.語族.生活.宗教.風習.経済.多面的階級分化.差別.闘争等と様々な面に視点を置き、描いています。
 みんな同じなのは、生まれた時小さいことと、さいごにはだれもが死ぬこと。


 この絵本が、ただの教材テキストと違う点は、利口な人もいるがそうでない人もいる。いい人もいるが悪い人も少しはいる。個々人の趣味嗜好もちがうこと。一生懸命働いている人。怠けている人。働きたいのに仕事のない人がいることなども文字にしているところです。
さらに、様々な年齢層で構成され、患っている人。ふしあわせな人。不親切な人。強い人。弱い人。が、存在していることも文字にしています。
 “きれい事ではなく、この現実が地球である。地球はこのすべての[ちがう人たち]をしっかりと抱えている。 そして、みなこの星に住むことを許されているということ。”を伝えていると思いました。

 
 我が家の10歳の息子はのめり込み、絵を通して接した異文化に興味を持ったようで、私の書籍類はあらされ、コンピュータまで占領されてしまいました。 
 良い時期に、出会えた良書です。
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自信を持っておすすめしたい タイトルを見ただけで、口の中が…。  投稿日:2009/06/22
オー・スッパ
オー・スッパ 作: 越野 民雄
絵: 高畠純

出版社: 講談社
 タイトルから予想がつくと思いますが、そうです、いろんな動物がレモンをかじって一言というスタイルです。

 どの動物の表情もスッパさに驚きうろたえているのが愉快です。
各ページ、色数を抑えてそれぞれの世界を作っています。

 息子は、かえるさんとカタツムリさんのページが好きでした。
 
 お子さんが、レモンのスッパさを知った頃にいかがでしょうか。

 それにしても、この本のタイトルを見ただけで、口の中が…。
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自信を持っておすすめしたい こんな梅雨空だからこそ  投稿日:2009/06/22
ふってきました
ふってきました 作: もとした いづみ
絵: 石井 聖岳

出版社: 講談社
 石井先生の絵です。期待して開きました。
 タイトルが「ん〜今の梅雨時にぴったり。」と思って。
 扉に“いまにも ふってきそうな そらです。”とあり、『来るな雨
』と覚悟して読みました。

 主人公は、つるこちゃん。野原でお母さんのために、お花をつんでいます。と、そらから おおきな わにが ふってきました。
 
 《ここで、「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!わに?」です。》

 次から次へとふってくるふってくる。それぞれ面白い音を立てて。
 そして、最後に……。

 ありえないんだけれど、あったら楽しいなと思っちゃいます。

 体格の良い動物が落下して、地面におこる衝撃が、見開き一杯に描かれています。
 読み終わった後に、なんかハッピーです。

 遊びに来た、お隣の4歳の女の子に読みました。
 「もう一回」が三回でした。

 そうだ、こんな梅雨空だからこそ、こんなお話が楽しくて良いかも。
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自信を持っておすすめしたい 小学1年の“朝の読書の時間”で  投稿日:2009/06/21
ねずくんとらくんのあついあついあつい
ねずくんとらくんのあついあついあつい 作・絵: たるいし まこ
出版社: 福音館書店
 我が家は、字が読めるようになったのが嬉しくて、5歳でこれを与えました。
 すると、読んでいる途中で走ってきて、「こわい〜。」と絶叫して涙目でした。
 私にはとてもおもしろい内容に思えましたが、彼には『現実に起こってしまったらどうしよう』と言う思いが先行したようです。

 とっても暑いある夏の日に、ねず(ねずみ)くんと、とら(ねこ)くん、暑さ対策のために、団扇をもちだし、お次に扇風機を出してきて…。

 単行本スタイルですが、絵が多く字は少なめです。じゃんじゃん読みすすめられます。絵はオレンジと黒の二色刷りですが、暑さがよ〜く伝わってきます。
 なにより、二人もとい二匹の表情の豊かなこと、可愛らしいことこのうえないです。

 我が家での失敗を鑑みて、小学1年生の“朝の読書の時間”に、お勧めしたいと思います。
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自信を持っておすすめしたい 我慢はダメよ  投稿日:2009/06/21
かえるのフリッツ Puups!
かえるのフリッツ Puups! 作: ブルーノ・ヘクラー
絵: ビルテ・ムゥラー
訳: 河口悟

出版社: ノルドズッド・ジャパン
 おしっこモジモジの年頃に読みました。
 
 主人公のかえるのフリッツ君。
 プーが、出て出て出て出て、止まりません。
 お医者にいっても、「そのうちおなかから出て行くさ」の一言でかたづけられちゃって。
 でも、止まらない止まらない、家でも学校でも、にらまれて……。
 そこでフリッツくん、プーを我慢することに…。

 
 生理現象は、我慢大敵。この家族は、フリッツくんの困った状況を理解してくれなっかたようで、すごい事になっちゃいますが、幼いうちは
大目に見てあげたいと思います。

 それにしても、おしっこも、うんちも我慢する子でした。
これを読んで、「我慢はダメよ。」って、しつこく言いました。
この頃、顔をみると、「おしっこな〜い?」って聞いていたもので、先に息子の方から、「おしっこないから。」って言われ、『うるさかったか。』と反省しました。
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自信を持っておすすめしたい 聞こえてくるから不思議  投稿日:2009/06/21
きこえる?きこえるよ
きこえる?きこえるよ 絵: たしろ ちさと
案: 田中 尚人

出版社: グランまま社
 図書館で、ラッキーなことに借りることができました。
 
 私、この、目がチョン系の顔には、弱くて必ず書店でも手に取ってしまいます。
 この絵本は、お顔だけではなく興味があったので、本当にラッキーでした。
 
 主人公の男の子の“おやすみなさい“、“朝ですよ”と始まって、生活と季節の音が絵で表現されています。

 全くの文字無しです。

 絵を見ていると、音が聞こえてくるから不思議です。

 タイトルは、わたしたち読者に向かって付けられたものなのですね。

 新しい絵本の試みといっても良いと思います。

 小さい本ですが、堪能させていただきました。
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自信を持っておすすめしたい それぞれ、一生懸命に生きている  投稿日:2009/06/21
ぼくがラーメンたべてるとき
ぼくがラーメンたべてるとき 作・絵: 長谷川 義史
出版社: 教育画劇
 なんとも幸せそうにラーメンのスープを啜っている絵。
 
 さてさて、何が始まるのかと開いてみたら、お隣の子の話になって、そのまたお隣の子の話になって、……、お隣の国の子の話になって、そのまた……………。

 “かぜが ふいていた”が、キーワードですね。

 この同じ星に生まれて、今この「時」を共有しているこどもたちは、それぞれ、一生懸命に生きている。
 
 こういう事って、大人も忘れがちですよね。

 9歳当時の息子に一人で読ませてみたら、あらたまった声を出し、「お母さん、何かお手伝いしましょう。」と台所に入ってきました。


 大変哲学的な作品でした。
 
 小学校中学年位からが、読み取れる学齢では無いでしょうか。
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自信を持っておすすめしたい 読み手も のって きちゃいます  投稿日:2009/06/21
つれたつれた
つれたつれた 作: 内田 麟太郎
絵: 石井 聖岳

出版社: 解放出版社
 表紙絵からパワフルです。
 「『がたごとがたごと』の内田先生だもんな。」っておもったら、絵は石井先生でした。当時」わたしは「へー、絵本第一作目の作品なんだ。」って見ていましたが、『おこだでませんように』の石井先生の絵本処女作でした。

 場所は日本、時はちょいと昔、仙人みたいな“つり名人じいさん”のお話です。
  
 じいさんは つります
 なんでも つります

 からはじまって、擬態語満載、リフレーン豊富。読んでいるうちに
読み手ものってきちゃいます。

 絵の力強さが、じいさんのただ者で無いことを強調しています。
 文体もおもしろく、字体がまた独特です。
 見返しにも ひとひねり あります。

 最後のおちに大笑い。“めでたし めでたし”といいたくなる、日本昔話風な仕上がりです。


 主人とつりを楽しみ始めた5歳の息子に読みました。

 ケタケタ、ケタケタが止まりませんでした。

 つり好きな親子さん、読んでみてください。
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自信を持っておすすめしたい ブタくんたちのまるまるぶりに吹き出して  投稿日:2009/06/20
ブタはともだち
ブタはともだち 作・絵: マーク・ティーグ
訳: 小宮山 みのり

出版社: 徳間書店
 こんな日が来るのではないかと,立ち読みを6年ほど前にした絵本と、図書館で再会しました。
 
 表紙のブタくんたちの、まるまるぶりに吹き出して、中を開いてまた吹き出して。

 片づける事の苦手な主人公ウエンデル君。
ママに「自分の部屋をかたづけなさい。あれじゃあ、まるでブタ小屋だわ」と言われて、自分の部屋にいってみると、おおきなブタがベッドに
……。
 開き直って、ウエンデル君はブタくんたちと同居を決め込むのですが…。
 
 とにかく笑えます。ブタくんが増えていき、ウエンデル君の部屋が息苦しくなって行くのが伝わってきます。

 自分の部屋を与えたお子さんに、いかがでしょうか?

 さて我が家は、10歳の息子は自分の部屋はきれいにキープし、家族でくつろぐゾーンを見事に“ブタくんおいで”の状態にしています。

 最後に言った言葉がにくらしい。「豚って清潔好きな動物なんだよ。知らないの?」ですって。
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