つるこちゃんがお母さんにあげるためのお花を摘んでいます。そしてその空は・・・ 「いまにもふってきそうなそらです。」 どんよーり雲ってて、本当に今にも何か降ってきそうな空なのです。でも何かって?あーその先は言いたくない。でも少しだけ言っちゃうと・・・。 なんと、ワニがふってくるのです!そして次はぞう!!そして次は!?どしーん!何てことでしょう。 「きょうはほんとうによくふってくるひです。」 こんなに突拍子のない、とんでもない事が起きてるのになんて素敵な話に仕上がっているのでしょう。趣まで感じちゃう。何ででしょうか。空から動物が降ってくる、しかもつる子ちゃんの所に次々と。この必然性があるのか無いのかわからない出来事が余計な説明は一切なしで淡々と起きるだけ。その独特の間を見ていると勝手に色々考えちゃうのかもしれません。もしかしたら、どこかにつながってる?つる子ちゃんが無意識で呼んだの?とか、つる子ちゃんには必要な出来事だったの?とか。 そしてこの独特の世界観を演出しているのが絵。ふってきそうな空の様子、ふってくる動物達の格好、つるこちゃんの表情、景色。もう雰囲気が抜群です。お母さんの登場シーンが一番素敵ですが。表紙を見る限りでは想像もつかないトンデモナイおもしろ体験を是非味わって!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
びっくりさせて ごめんね。 空からふってきたものは、いったい……?思わず笑顔になる絵本
このお話は、お花を摘んでいた女の子の所に空から色々な生きものが降ってくるお話でした。うちの子は大きな動物も普通に降ってくるのが面白かったみたいで、「こんな大きさの生き物降ってきたら大変じゃない〜!?」って言いながら大笑いで見ていました。 (イカリサンカクさん 30代・ママ 男の子7歳)
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