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アダム&デヴ

ママ・60代・青森県、男の子26歳

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アダム&デヴさんの声

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自信を持っておすすめしたい そういうことだったのかぁ〜、と読後しみじみ  投稿日:2012/07/08
商人とオウム 〜ペルシャのおはなし〜
商人とオウム 〜ペルシャのおはなし〜 文: ミーナ・ジャバアービン
絵: ブルース・ホワットリー
訳: 青山 南

出版社: 光村教育図書
 表紙絵のオウムの羽色の鮮やかさに目を奪われ手に取りました。
 絵を担当したのは、「ダンスのすきなジョセフィーヌ」のブルース・ホワットリーさん。
 サブタイトルの“ペルシャのおはなし”にさらに興味を持ち開きました。
 
 かつてインドの森を自由に飛んでいたオウム。
 今はペルシャの大商人に飼われています。
 オウムが良い客引きとなって、店の繁盛を助けていたので、小さいかごの中「インドにかえりた〜い♪」と歌っても、商人は決して手放そうとはしません。
 ぶらんこが3つも付いた大きな金のかごに移されようが、オウムの望郷の念はつのるばかり、・・・。

 インドへ商品の買い付けに行く前の商人に「土産は何がいいか?」とたずねられ、オウムが望んだものは、・・・。

 賢いオウムたちの知恵に最後は呆然です。
 そういうことだったのかぁ〜、と読後しみじみしてしまいました。
 商人の人間本意な姿と、ペルシャとインドと場所を隔てたオウムたちの連帯感が対照的です。

 巻末を読み、13世紀のペルシャ語文学史上最大の神秘主義詩人ジャラール・ウッディーン・ルーミーの詩が出典とか。
 これを諳んじ物語として幼い作者ジャバアービンさんに語ってくれたのがお父様というのにも感動です。
 
 色彩がはっきりしていて、遠目でも十分楽しめそうです。
 機知のきいたお話なので、中学年以上のお話会で読むのが良いかな。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい やっぱり親と子向けの絵本です  投稿日:2012/07/08
おやおやじゅくへようこそ
おやおやじゅくへようこそ 作: 浜田 桂子
出版社: ポプラ社
 可愛らしい先生たちの講義に、クスクス笑いながら読みました。
 1時間目の授業に、ホントこうだったな〜って子育てを懐かしく思い出しました。
 2時間目の授業には、参りました。
 “だっこ”と“家庭円満”と“こどものはなしをきく”は、確かに子育ての核ですね。
 4時間目のドリルの時間は、親のみなさんとお子さん先生で一緒に答えを見つけて行くと楽しいかな。
 ここで、これは親の絵本というより、親子向けの絵本なんだなって確認できました。

 でも、赤ちゃんを迎える予定のご家庭では、親のみならずおじいさん・おばあさんにも読んでおいて欲しい可愛らしい絵本だと思いました。

 カバー折り返しの“入塾のご案内”をあらためて読み直し、また笑ってしまいました。
参考になりました。 2人

自信を持っておすすめしたい 家出も成長のアルバムの1ページ  投稿日:2012/07/06
アルフィーのいえで
アルフィーのいえで 文: ケネス・M・カドウ
絵: ローレン・カスティーヨ
訳: 佐伯 愛子

出版社: ほるぷ出版
 可愛い家出のお話です。
 我が家の息子も4歳で家出をしました。
 何が気に入らなかったのか今では思い出せませんが(笑)、宣言をされ「あれ、まあ。成長じゃ、成長じゃ!」と息子の前では悲しそうな顔をしながら、内心では喜んでいました。

 アルフィーの家出の動機は、小さくなってしまったお気に入りの真っ赤な靴をママがよそへあげちゃう事。
 ママのアドバイスで、次々と家出に必要なものをそろえバックに詰め込み、家をあとに。
 
 重たい荷物を背負い、どんどん家から離れて行く時のアルフィーの小さい胸の内は?なんて心配していたら、そこは幼い子の家出でした。

 一休みに開けたバッグの中にそろっているピクニック&お昼寝セット。
 でもでも、アルフィーにとっては家出セットなんですよね。
 さて、とってもとっても大切なものが一つだけ入っていないことに気付いたアルフィー。
 なんだと思いますか?

 ママの迎えに来るタイミングが良かった。
 真っ赤なくつをどうするかをアルフィーが自分で決めた後だったんですから。
 家出も成長のアルバムの1ページになって行くんですね。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい お子さんたちがお母さんたちの反応を観察しているかも  投稿日:2012/07/05
わるいことがしたい!
わるいことがしたい! 作: 沢木 耕太郎
絵: ミスミヨシコ

出版社: 講談社
 「いけません!」は「してごらん〜〜〜♪」の誘惑の言葉に聞こえちゃうんだろうなぁ〜〜〜。

 いたずら好きの主人公の男の子の欲求を認め見守っているママ。
 いたずらの後に聞くママの「おもしろかった?」に凄い!絶句です!
 
 この懐の深さが私には無かったなぁ〜。
 だから、息子は冒険の出来ない子になっちゃったかな〜?

 でもでも、この男の子も計り知れない程の“いたずら欲望の権化”です。
 もっと、もっともっと、もっともっともっととエスカレートしていきます。
 次ページを開く手が震えます(笑)。

 家中惨憺たる結果となるのですが、この後のママの誘導がアッパレです。
 とにかく忍耐があるんですね、このママ。
 叱らず、大声も出さず、息子の狼藉(笑)を見守りきっていたから、男の子は素直にママの声に導かれたのかしらねぇ〜?

 ラストの男の子の言葉に読者ママさんは、トドメを刺されうなだれちゃうだろな〜。
 
 お子さんと読んで、お子さんの反応を楽しんでください。
 いや、もしかしたらお子さんたちの方が、お母さんたちの反応を観察しているかも。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい そうだ ピアノは森生まれなんだった  投稿日:2012/07/05
ピアノは夢をみる
ピアノは夢をみる 作: 工藤 直子
絵: あべ 弘士

出版社: 偕成社
 「ゆめ」をテーマとした作品を探していて出会いました。
 工藤直子先生の詩とあべ弘士先生の絵というコラボレーションもまた面白いなと思いました。

 もう百歳になるという工藤先生のお宅のピアノ。
 ドイツのノイマン社製の箱型のピアノ。
 現代のアップライトスタイルのものより、ひとまわり大きく、鍵盤の前には蝋燭を灯す燭台がついているピアノ。
 このピアノをモデルとした素敵な作品です。
 
 連作詩集になっていますが、私は「森のにおい」が好きです。
 カーテンを潜り抜け遊びに来た風がピアノにかけた言葉。
 「あんたは ごつごつしているけれど やさしい森のにおいがするね」
 ここで、そうだピアノは森生まれなんだったって気付かされます。
 ピアノは嬉しくて夢をみます。
 大きな森にいた頃の夢の表現が、ピアノと一緒に森に連れて行かれるようです。
 
 このあと、ピアノと関わった少年・綿雲・少女・海・ちいさな指の持ち主etc,の詩が続きます。
 こんな風にピアノはきっと夢をみてきたに違いないと、とても温かく豊かな気持ちになりました。

 えてして無機質なものとして捉えてしまう物へまで、心を寄せる工藤先生の感性が素敵だなと思いました。

 あべ先生の力強くまた繊細な絵がこの作品とマッチしていたと思います。

 さて、我が家のピアノくんはどんな夢をみているのやら、・・・。
参考になりました。 2人

自信を持っておすすめしたい 低学年のお話会で読んでみたいですね  投稿日:2012/07/05
うしさん おっぱい しぼりましょ
うしさん おっぱい しぼりましょ 作: 穂高 順也
絵: 竹内 通雅

出版社: ポプラ社
 楽しい、楽しい。
 笑いました。

 牧場の牛乳屋さんは、お金を貰いません。 
 その代わり、「うしさんに食べ物をください」って言うんです。
 女の子がいちごを持ってやって来て、うしさんにいちごを食べさせると、そうです!いちごぎゅうにゅうができちゃうんです。
 バナナを持って来る男の子・豆を持って来る○○○・氷を持って来る△△△・・・。
 何ができるか想像するのも楽しいんです。
 
 さてさて、大勢の子どもたちがたくさんのじゃがいもとにんじんとたまねぎときのこを食べさせて、・・・。
 この後のうしくんの暴走にギョギョっとしますが、ホッとするようななんともホンワカハッピーエンドでした。
 
 低学年のお話会で読んでみたいですね。
 ♪うしさん おっぱい しぼりましょ なにが でるのか おたのしみ〜♪のフレーズにメロデイをつけておかなくっちゃ!
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 思わず手を伸ばしてしまいそうなコワ楽しい作品  投稿日:2012/07/05
おばけのもり
おばけのもり 作: 石津 ちひろ
絵: 長谷川 義史

出版社: 小学館
 ちいさいお子さんの中にもおばけファンはいますよね。
 “こわいもの見たさ”さから思わず手を伸ばしてしまいそうなコワ楽しい作品です。
 
 主人公のヒロシくんは、年に一度の神社のお祭りで、たこ焼きを食べていたら、ポロンとたこ焼きが飛び出して、ボールのように跳ねたたこ焼きを追いかけて、入って行ってしまったのが不思議な世界。

 出てきます。出てきます。
 怖いものがたくさ〜ん。
 食いしん坊なおばけ・透き通った歌声のひとつめこぞう・おしゃれなゆうれい・献血好きなきゅうけつきetc,

 学校嫌いながいこつの家庭を眺めて大笑い。
 終盤のみんな揃って大パーティは、怖いと言うよりもなんか楽しそう。
 怖がりな読者さんも、各見開きの主人公の名前の言葉遊びをしているうちに、コワイもの好きになってしまいそうです。

 近々行われる地域市民センターでのお話会のブックタイムのために持参しようと思います。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 愛すべきキャラのラッセル  投稿日:2012/07/05
ひつじのラッセル
ひつじのラッセル 作・絵: スコットンロブ
訳: とき ありえ

出版社: 文化出版局
 この作品のレビューを書いていなかったことにビックリ、いえショックでした。
 初めて読んだ時に、楽しすぎて書くのを忘れてしまったのかな?
 「ラッセルとクリスマスのまほう」を読む前にこちらをお薦めします。

 とにかくラッセルのキャラが好きです。
 フワフワしたウールの手触りを感じてしまうスコットンさんの画法。
 一生懸命なんだけれどどこか抜けているお惚けなラッセルを愛さない人はいないと思います。
 
 こちらのお話は、眠れないラッセル。
 眠れない時にお世話になる羊が、眠れないという逆転の発想のストーリー。
 脇を固める羊の仲間たちも、枕にされちゃうかえるくんも、そしてこうもりくんたちまで、とにかくいい味を出しています。
 隅々眺めてくださいね。
 夜のお話なので、コバルトブルー系の色でまとめられているのも素敵でした。

 さてさて、ラッセルが眠れたかどうかは、読んでのお楽しみと言う事で・・・。

 表紙カバー折り返しのスコットンさんの写真を眺めて、息子が一言、「やっぱ、イケメンだよね〜」
 同感です!(笑)
参考になりました。 2人

自信を持っておすすめしたい 本当に夢のあるそして素敵なお話  投稿日:2012/07/01
ミュージック・ツリー
ミュージック・ツリー 作: アンドレ・ダーハン
翻訳: きたやまようこ

出版社: 講談社
 久々に心揺さぶられちゃいました。

 夏の夜、月明かりの下ヴァイオリンを奏でるネコくん。
 それも大好きなお友だちのロージー家の屋根の上でなんですよ。
 「まぁ〜、ロマンティック〜♪」って思っていたら、ロージーがまた素敵です。
 ネコくんの“ロージーへの思いの詰まった音”を一つも残さず拾い集めるロージー。
 ここで、音を拾うという表現に『ドキッ!』としてしまいました。

 さらにさらにロージーは、「すてきな ねいろを もう いちど」ってネコくんへ届けてくれて、ネコくんはロージーへの最高のプレゼントを思いつき、・・・。

 この後の展開が、本当に夢のあるそして素敵なお話なんです。
 プレゼントを大切にゆっくりと時間をかけて育てていくネコくんの姿に、これこそがプレゼントよねぇ〜♪って、思いました。
 そして、ラストでの二人の様子に、相手への深い深い思いはゆっくりじっくり育てていくものだって気付かされました。

 13歳の息子が、「何?何?」って手に取り読み終え、「いいねぇ〜、ん〜、素敵なプレゼントって贈られる人も贈る人も幸せにしてくれんだな〜」って、しみじみ独り言を言っていました。
  
 ちいさい読者さんにも、きっとこの作家さんのメッセージが伝わると思います。
参考になりました。 2人

自信を持っておすすめしたい “とってもとってもwelcome〜♪”な気持ちが伝わらない  投稿日:2012/06/24
よろしく ともだち
よろしく ともだち 作: 内田 麟太郎
絵: 降矢 なな

出版社: 偕成社
 小学校のお話会で、毎年2年生に共通本として「おれたち、ともだち!」シリーズの中から
1冊選び読んでいます。
 「ともだちや」を知っている子がほとんどで、表紙絵を見せるだけで「知ってる、知ってる〜〜〜!
オオカミ大好き〜♪」って歓声があがります。

 さて、11作目となる今回の新しいともだち候補はコダヌキくん。
 いますよねぇ〜。こういう子。
 遊んでいる子どもたちの輪の中に入りたいけれど、なかなか一歩を踏み出せない子。
 でも、コダヌキくんにとってのハードルは、“恥ずかしい”とかって言う事じゃなかった。
 “怖〜い”オオカミくんでした(笑)。

 オオカミくんには気の毒なことに、彼の鋭い牙やら有り余る元気さや大声がコダヌキくんを
臆病にしてしまっていました。
 オオカミくんの“とってもとってもwelcome〜♪”な気持ちがなかなか伝わらないんです。
 このシリーズを読んでいる子たちは、きっと読みながらオオカミくんのことを「オオカミは
いいやつだから!」って弁護してくれていたんじゃないかしら。

 見た目だけで避けられるって悲しいですよね。
 オオカミくん本人にはどうすることもできないんですもの。
 でもでも、一生懸命コダヌキくんに近づこうと努力するんです。
 オオカミくんのこの姿が、けなげで可笑しいけれどちょっとがかわいそうでした。

 さてさて、どうなるのかな?って思っていたら、やっぱりオオカミくんの最大の理解者
であるキツネくんがコダヌキくんに寄り添って、・・・。
 このあとのオオカミくんの“熱い熱いともだちを求める思い”に13歳の息子と一緒に
泣き笑いでした。

 キツネくんを介してオオカミくんの優しさに気づけたコダヌキくんも良かった。
 “近づいてみなきゃ素敵なともだちは増えないんだ”って事にも気づけたんじゃないかしら?

  読後「僕も初めて『ともだちや』のオオカミを見た時、コダヌキみたいにビビッたよ」って、
息子が笑っていました。
参考になりました。 2人

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