夜、布団に入ったら、どんなポーズになると安心して眠れますか? 横向きだったり、あおむけだったり、 「このポーズじゃないと落ち着かない!」という方もいるのではないでしょうか? 動物たちもお気に入りのポーズがあるようで、 ぞうさんは「ねむねむ どしん」と大きくうつぶせ。 くまさんは「ねむねむ ごろん」とのびのび大の字。 とりさんが「ねむねむ くるん」と首をうずめたら、 うさぎさんは「ねむねむ こてん」と顔を隠してスヤスヤ。 読んでいくと、どんどんどんどん心地よい気持ちになってきて、 いつの間にかお布団にころんと横になってしまいそう。
たなかしんさんは、海の砂を用いた独特の画法で、『クークーグーグー』をはじめ、数々の絵本を手掛けています。 最後のページには意外なネタバレも? 気づいたらまたすっきりした気分になって、ぐっすり眠れそうです。
(木村春子 絵本ナビ編集部)
ぞうさんが ねむねむ どしん くまさんが ねむねむ ごろん とりさんが ねむねむ くるん りすさんが ねむねむ ころん ころん ころん……
どうぶつたちといっしょにあくびをしたら、「どしん」「ごろん」と”ねむねむポーズ”をまねしてみてください。 自然と横になり、子どもたちはだんだんうとうと…眠りを誘います。
海の砂で描かれた、あたたかくて優しい、おやすみ絵本です。
ねんねって気持ちいいよ。ねんねって温かいよ。 眠るのがちょっぴり苦手な赤ちゃんも、ねむねむごろんとしたくなる。そんな安心が伝わる絵本です。 ――NPO法人赤ちゃんの眠り研究所代表理事/茨城キリスト教大学文学部児童教育学科助教 清水悦子
◆ダ・ヴィンチニュースでも見どころを紹介!
乳児・小さい子向けのおはなし会用にセレクト。
海の砂(!)を用いた独特の画法のたなかしんさんの作品。
題名の通り、動物たちや赤ちゃんが寝入る様子を描いてあります。
注目は、そのポーズ。
いろいろありますねえ。
簡潔なオノマトペが心地よいです。
最後のハイライト、赤ちゃんは?
そうですね、この心地良さ、納得です。
もちろん、一緒にしてみましょう。
海の砂という素材のせいでしょうか、
優しい絵がさざ波のように感じます。 (レイラさん 50代・ママ )
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