![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
絵を描くのがだいすきな、えんぴつ。 いつもひとりで絵を描いていたえんぴつがであったのは、消すのがだいすきな、ケシゴム。
消すのが好きとはいっても、ただ描いたものをなかったことにするのが好き、というわけではないのです。 えんぴつが描いた街並みのビルを減らして、空が見えるようにしたり—— 花の咲く野原に、白い散歩道を引いたり—— はたまた、暗い夜空を星形に消して、星空に変えたり——
ケシゴムは、えんぴつが思いもしないことを考えつくのです。 ところが、それを見たえんぴつは、なんだかおもしろくなさそう……
ケシゴムを使って絵を描く、という発想の逆転が楽しい! 線を足すのではなく、引くことで描き出されるものもある、というのは、とても新鮮な驚きがありました。
個性的なイマジネーションと工夫によって、えんぴつの描いた絵をつぎつぎとパワーアップさせていくケシゴム。 そんな彼のことが気に食わないえんぴつは、
「さすがにこれは、ケシゴムのきみには、なんにもできないだろう!」
といって、なんの工夫もほどこしようがないような絵を、ケシゴムに見せます。 ところが、ケシゴムの創造性にかかれば、無理難題もなんのその!
やわらかな発想を通してながめる世界の、なんと自由なことでしょう! 創造すること、工夫することのたのしさがいっぱいにつまった、胸おどる一冊です。
物語の最後にあらわれる、定規やクレヨン、シャーペン、絵筆…… とくべつな道具を用意しなくても、やわらかな発想と工夫があれば、たのしい絵は描ける! 読み終わったらきっと、すぐにでも絵を描きたくなってしまうはずです。
(堀井拓馬 小説家)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
絵を かくには えんぴつだけ あればいい、 だって ケシゴムは けすものだから。 そう 思って いませんか?
いいえ、 ふたりが 一緒なら もっと すてきな 絵が えがけるのです。
これは かくのが だいすきな えんぴつと けすのが だいすきな ケシゴムが えんぴつケシゴムに なるまでの 物語。
文房具に触れる機会が増え、新しいお友だちとも出会う季節。 入園・入学や進級をむかえるお子さんに、ぜひおすすめしたい絵本です。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
私たちは えんぴつにもケシゴムにもいつも お世話になっています
学生はもちろん 毎日えんぴつとケシゴムで勉強してるし
私も毎日使っていますよ
このお話 おもしろい!
えんぴつは ケシゴムに自分が書いたものを消されて いやな気分でしたが・・・・
だんだん ケシゴムのおかげで 広がっていくのに気がつくのです
2人で いろんな世界を つくる喜びを知るのです
えんぴつケシゴムは ずっと 友だちだと知るのです
なるほど 豊かな世界が開けていくんですね 2人寄れば・・・・
えんぴつケシゴムの成り立ちがおもしろいです (にぎりすしさん 60代・その他の方 )
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