
はなをそだてるおとこのこのもとに、はるのあさ、はなたばをかかえたおんなのこがやってきて、いいました。「このはなをそだててください。とおかたったら、うけとりにきます……。」

立原えりかさんと永田萠さんのメルヘンコンビらしい、甘酸っぱい物語です。
根を切った花は、どうやって育てれば良いのでしょう。答えは意外なものでした。
花を持ってきた女の子を想うことで、どんどん育っていくのです。
これって恋心そのものではないですか。
しかも花束を持って現れた女の子が、男の子に寄せる想いの花束だったのです。
相思相愛のロマンスが拡がります。
色調といい絵といい、直視できないほどのまぶしい絵本でした。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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