![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
森の中で次々見つけた看板。どれも最後に、「〜はしないように」と書かれています。でも、そう書かれているとしたくなってしまうものですよね。ということで、ついついしたくなっちゃった三人組に起こったのは、「なんだ これ?」。さあ、どんな光景が待ち受けているのでしょう。
ある寒い日。真っ白いふかふかの冬毛がおそろいの、くまさん、アルパカさん、ねこさんの仲良し三人組は、たくさん遊んでおなかがペコペコ。近道しようと森の中を進むと、いいにおい! 看板には「かぼちゃスープのおふろ」とあります。 「ごじゆうに おはいりください。ただし、なかの スープは ぜったいに のまないように。」と書かれてあるので、早速入ったのですが、いいにおいに連れられてつい……。
「パンどろぼう」シリーズや「しろくま絵本」シリーズなどのはじけるユーモア作品が魅力の柴田ケイコさんが、ついついしたくなっちゃう心理を愉快に描いています。寒い日にほっこりと笑いが生まれますよ。
(中村康子 子どもの本コーディネーター)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
懲りない(笑)仲よし3びきのユーモア絵本
くまさん、アルパカさん、ねこさんの3びきは大のなかよし。みんな、まっ白なところもおそろいです。
ある寒い日、たくさん遊んだ3びきが森の中を歩いていると、とってもいいにおいがただよってきました。においのする方に行ってみると、なんとそこには大きなかぼちゃが! 中にはおいしそうな、そしてあったかそうなスープが入っています。よく見ると、側の看板にこんな文字が。 「どうぞ ごじゆうに おはいりください。ただし、なかのスープは ぜったいに のまないように」 さて、3びきはどうしたかっていうと……!?
「パンどろぼう」シリーズ(KADOKAWA)や「しろくま絵本」シリーズ(PHP研究所)などで、今、お子さんから大人まで絶大な人気を誇る絵本作家・柴田ケイコさんが、また、たまらなく愛おしいキャラクターを生みだしました。
「しちゃダメ」なことをついしちゃって、「あらあら、ほらね…」をくり返す“懲りない”くまさん、アルパカさん、ねこさんがくりひろげる、笑えてほっこり…なユーモア絵本です。
【編集担当からのおすすめ情報】 この『かぼちゃスープのおふろ』は、2020年秋に日本マクドナルド「ほんのハッピーセット」で配布され、大人気を博した作品です。 書籍化にあたり、サイズを大きくし、新たな描きおろしも加えた再構成によりページも増えた「完全版」としてお届けします。
「しちゃダメ」って言われてるのに、どうしても誘惑に勝てないくまさん、アルパカさん、ねこさんの3びき。「いやいや、しちゃダメだ!」って一瞬ちらっと思ったりするのですが、すぐに「でも…」と、なんやかや言い訳したり理屈をこねくりまわしたりして「しちゃう」3びき。結果は…ほらね。言わんこっちゃない。
そんな“懲りない”くまさん、アルパカさん、ねこさんに「こんな人、いるよね」「まるで私…」「わかりすぎる…」と共感して、きっと3びきのことが愛おしくてたまらなくなることと思いますよ。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
柴田ケイコさんの絵本はユーモアがあって、おもしろいです。
この絵本も、近道したかっただけなのに、いい匂いにつられて、かぼちゃスープのお風呂に入ってしまい、体の色が変わってしまうという、奇妙なお話でした。
ホットミルクのお風呂に入った後、牛柄に変わってしまいますが、息子は体の色が元に戻ったかどうか気になったようで、何度も私に聞いていました。
確かに、最後どうなったか気になる絵本ですね。 (ちびっこおばちゃまさん 40代・その他の方 男の子4歳)
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