
聴覚に障害のあるゆいちゃんと、アメリカに行った仲良しの恵美子ちゃんとの手紙のやり取りを通して、障害を越えた人と人とのつながりを描きます。
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障害を持つ人の中で、見た目には聴覚障害者が一番わかりづらい。
補聴器を付けていること、手話で話し合うこと、当人には音声が聞こえないので健常者からすると独特の発声をすること…。
写真で表現するのに一番難しい人たちなのではないだろうか。
だから、この絵本のキーになっているのは補聴器であり、ゆいちゃんと恵美子ちゃんの手紙のやり取りである。
一般の健常者と同じ小学校に通うゆいちゃんは、障害を乗り越えて元気いっぱい。
それだけど、文章を読むとその大変さがよくわかるのです。
ただし、ゆいちゃんと恵美子ちゃんの交換した手紙は星川さんの創作だとか。
これは少しずるいですよ。
やはり健常者の目線から文章をまとめないと、読者の誤解を招くおそれありです。 (ヒラP21さん 50代・パパ 男の子12歳)
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