![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
森の近くに住む女の子もねちゃんには「秘密のたからもの」がたくさんあります。 「たからもの」を見にやってきたきつねの子に、もねちゃんはその秘密を次々と話して聞かせてあげます。 なめるたびに味のちがうあめ、どこにでもとんでいけるなわとび、植物の声が聞こえるようになるめがね・・・。 どんどん膨らむ想像の世界。本当かどうかなんて忘れて、聞いているこちらもうっとりしてしまいます。ちょっと得意気で嬉しそうなもねちゃんの表情を見ていると、うんうん、こんな子いたかもなんて思い出します。どんな小さなことでも自由自在に楽しませてくれるその子を憧れの目で見ていたっけ。きつねの子の気持ちと同じかもしれませんね。もねちゃんが素敵なのは、きつねの子の不安な気持ちにもすぐに共感して夢のあるアイディアでさっと解決してしまうところ。想像力というのは意外と頼もしいものです。 透明感のある色どり豊かな水彩画を背景に、子どもらしい夢の世界が繰り広げられる、とてもきらきらした1冊です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
もねちゃんは、宝物集めが大好き。ある日「ひみつの宝物、見にきていいよ」という手紙を、紙ひこうきにして飛ばしたら、きつねの子がやってきて…? なめるたびに味のちがうあめや、海だってひとっとびのなわとび…わくわくする宝物がいっぱい! 想像をふくらませる楽しさを描いた絵本。
↓たかおゆうこさんから絵本ナビ読者に向けて直筆メッセージを頂きました!
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
もねちゃんは、森の近くに住んでいます。もねちゃんは、たからものをあつめるのがだいすきです。ある日、
「ひみつのたからもの、みにきていいよ。」
という手紙を書いて、紙ひこうきにして飛ばしたら、森から、きつねの子がやってきました。
もねちゃんのたからもの、すごいな。ほんとうなの?でも、あったらいいなというものばかりです。それを、きつねの子に説明するところが、また、淡々として面白いのです。欲しいなという気持ちが、どんどん膨らんできます。
きつねの子とのやりとり、もねちゃんの表情など、楽しめる要素が盛りだくさんです。 (おしんさん 50代・ママ )
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