![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
「あといくつねたら、おたんじょうびになるの?」 子ねずみのチュウくんは、毎晩お母さんたちにたずねます。 チュウくんとお母さんがパーティーの招待状を配ったり、ケーキの材料を集めたりしているあいだにお父さんは…? 子どもの気持ちを的確にとらえた、スチュアート&マーロウの絵本第4弾。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
2011年のイギリスの作品。
原題は、How Many Sleeps?
作/アンバー・スチュアート、絵/レイン・マーロウというコンビによる作品は、他に「ようちえんにいきたいな」「ぼく およげないの」等あり、とても感銘を受けた記憶があります。
主人公のこねずみのチュウくんが、秋の朝、早く目覚めるシーンから始まります。
何か良いことが起こりそうな気がするのは、秋にお誕生日がやってくるのを知っているから。
それから、チュウくんとパパとママと、お誕生日に向けての準備が始まるのですが、その課程が何とも言えません。
手作りのお誕生会なので、招待状、ケーキからお土産に至るまで、全部3人で準備したのです。
何よりも良かったのは、パパのくれたプレゼント。
パパの手作りなのですが、材料探しは、物語の最初から登場しているのは見逃せないところ。
主人公のチュウくんに、我身を置き換えて読み聞くお子さんも多いことだと思います。
共感することしきり、といったところではないでしょうか?
また、色鮮やかで優しい絵は、何度見ても心暖まるもの。
絵、文章、構成とも高い水準にある作品として、オススメします。 (ジュンイチさん 40代・パパ 男の子12歳、男の子6歳)
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