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いもとようこの日本むかしばなし第6弾! いつまでも読み継いでいきたい物語が、いもとようこの世界でさらに広がります。
竹取りの翁が竹の中から見つけた小さな女の子。かぐやひめと名付けられ美しい娘に成長すると、五人の若者から求婚されます。ところが、この世のものでないかぐやひめは、月からの迎えがくると、月の世界へと帰っていきました。
昔話のかぐや姫(竹取物語)を、原話になるべく忠実に、でも子どもにわかりやすく書いている絵本はないかと探して、この本を見つけました。
この絵本は、ふんわりした画風がとても素敵ないもとようこさんの絵がとても魅力的です。
子どもの頃のかぐや姫は、いもとさんの絵らしくとても可愛いです。
成長したあとのお話部分になると、ぐっと大人っぽく幻想的な雰囲気もかもしだしていて、それもまた素敵です。
お話も、5人の貴公子に無理難題をつきつけるところや、最後に不死の薬を埋めたからそこが富士の山と呼ばれるようになったというエピソードまできちんと書かれていて、原話にかなり忠実です。
こういう昔話も、読み継いでいきたいものですね。 (あんれいさん 30代・ママ 男の子4歳)
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