![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
海でうまれた雲が、高い山にぶつかり、水滴となり地上にふり、緑をやしない、生き物たちをはぐくみ、やがて海へと。生々流転を描く絵本。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
この作品は 作者の下田昌克さんが中国・チベット・ネパール・
インドを旅行された際、見た風景や教えてもらった話をもとに
作られたのだそうです。
なんとも不思議な色合いで、カメに水を入れて運ぶ母子の姿や
水浴びをするゾウの姿など、日本では決して見られないような風景が
躍動感たっぷりに活き活きと描かれています。
うちの娘たちは ページをめくるたびに「うわぁー、きれい!」と
その美しい絵を楽しんでいる様子でした。寝る前に読んだので、
この作品のおかげで 一日の最後に異国情緒を味わえて、
ちょっとだけ異空間を旅してきたような、不思議な感覚を味わいました。
文章もリズミカルで とても心地よく、
私たちの生活と 切っても切り離せない大切な水の構成や
そこに集う生き物の姿を通して 生きる真髄が語られているような、
ちょっと哲学的なにおいのする不思議な絵本です。 (YUKKOさん 30代・ママ 女の子8歳、女の子6歳、女の子3歳)
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