にしのあきひろ作品史上、 もっとも残酷で、 もっとも美しい物語。
こわれていないのに11時59分で止まっている ふしぎな時計台がありました――。
アニメ映画のセル画を見ているような絵本です。
恋する二人が紡ぎあげる約束までの1分の重みが、胸にのしかかってきました。
突然姿を消したニーナと恐ろしい病、火の鳥という災いがもたらす悲しみ、お話は大がかりです。
約束までの1分を前にして止まってしまった時計が、とても長い歳月のあとで時間を刻んだときの感動は半端ではありません。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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