
おしゃべりをはじめる前のあかちゃんに「語りかけ」が大事と聞くけれど、いったいどんなふうに「語りかけ」ってすればいいの? そんな不安を抱える新米ママパパにおすすめなのが、読めばそのまま、あかちゃんへの「語りかけ」になる、こがようこさんの人気絵本シリーズ。これまで「ひよこ」「いちご」「どんぐり」「えだまめ」などいろいろなテーマが出ています。
やわらかそうなピンク色の桜の花びらが、1枚、また1枚。リズムよく並ぶ花びらをひとつずつ見ていくと……。「あれ、花びら、ねちゃってるね」 横向きになった花びらを見てあかちゃんに語りかければ、きっと、にっこり。あかちゃんが初めて出会うものへの興味・関心や心の動きに、自然に寄り添っていくことができます。
作者は長年おはなし会の活動を続ける、こがようこさん。オノマトペを生かしたやさしい言葉で、何度も繰り返し楽しめる、乳児向け絵本や紙芝居に定評があります。 巻末には「語りかけ ちょこっとヒント」があります。ふーっと息を吹きかけたり、そっと指でつまんでみるしぐさをしたり……。ヒントを参考に、挑戦してみてくださいね。
もしかしたら、はじめての子育てで、空や花を見る余裕もないほどに夢中で子どもの世話をしている方もいらっしゃるかもしれません。ようやく首がすわって、お散歩に連れ出せるようになって……あかちゃんと同じ目線で世界を眺めるとき、花や雲や空の色が、それまでと違って見えることも。これぞ、子育ての醍醐味です。親子に、新鮮で幸せなひとときをくれる「語りかけ絵本」シリーズ。ぜひ一度手にとってみてくださいね。
(大和田佳世 絵本ナビライター)

「語りかけもしたいし、絵本を読んであげたい」ママパパのそんな要望に応えた「語りかけ絵本」シリーズ最新刊!花びらが1枚、2枚、3枚‥‥‥。ふと見上げると、満開のさくら。さくらの可愛さとやさしい文章で、読んであげても読んでもらっても幸せな気分になれる赤ちゃんへの語りかけ絵本です。

語りかけ絵本ということですが、桜の花びらがとても優しい風合いで、今の季節にピッタリだなぁと思いました。
一枚ずつ桜の花びらが増えていったり、花の形になったりしますが、少しずつピンク色の赤みが違っていることに気づきました。
同じように見えて、少しずつ違うんですね。
今年のお花見は、桜の花びらをじっくり眺めてみたいと思います。 (ちびっこおばちゃまさん 40代・その他の方 男の子5歳)
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