![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
月の美しい晩のこと。おばあさんが街に住む孫娘のためにぬいものをしていると、不思議なめがね売りがやってきました。めがね売りのすすめるめがねをかけると、ぬいものはすらすらと進み、景色はいっそう美しく見えます。今度は指をけがした女の子が訪ねてきたので、薬をぬってやろうとめがねをかけると、女の子には蝶のはねがありました。薬をつけてあげると、女の子はお礼を言って、月が照らす庭の花の中へと消えていきました。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
しみじみとしたぬくもりのある紙芝居です。孫のためにおはじき入れを作ろうとするおばあさんは、針に糸を通すことができません。親切なめがね屋さんからめがねを受け取って、目はよく見えるようになったけれど、めがねやさんが見当たりません。 不思議なことが起こりそうな満月の夜だけれど、ちょうちょが女の子になって訪ねてきたりしたのですから、やさしいめがね屋さんは…。 謎めいた心地よさが残りました。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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