![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
銭湯にやってきたのは、たまごさん、だいこんくん、こんにゃくさん。
「いらっしゃいませ」
声をかけたのはからしさんです。こんな寒い日は、早くあたたまりたいものですよね。こんぶの親子ともちきんちゃくさん、ふたごのはんぺんさん達もやってきました。
「はー、きもちいいですね〜」 「はい、しみますね〜」
みんなとっても幸せそう。するとそこへぷりぷりと怒ったたこくん。足先をちょっとつけると「ゆが ぬるいぞ!」とやっぱりぷりぷり。からしさんが薪をどんどんくべると、お湯はぐつぐぐつ煮たってきて……大変なことに!?
『おかずたちのおでかけ』に続くさとうめぐみさんの新作。今度の主人公はおでんさんたちです。愛情たっぷりに描かれた彼らは、個性的でとっても美味しそう(!)。見ているだけでそれぞれのキャラクターまで伝わってくるようです。
途中でハラハラする展開がやってきたと思ったら、すぐに一転。みんながみんな、ぽかぽかと心まであたたまるお話になっていくのが、このシリーズの大きな魅力です。さとうめぐみさんが魅せる食べ物たちの世界、もっともっと味わいたくなってしまいますね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
「こんな さむいひは はやく あたたまりたいですね」 「おゆに つかるのが たのしみです」 たまごさん、だいこんくん、こんにゃくさんが銭湯にやって来ました。
次にやって来たのは、こんぶの親子ともちきんちゃくさんに、ふたごのはんぺんさん、ちくわくんです。
最後にやって来たタコくんはなんだかぷりぷりと怒っています。 「なんで きょうは こんなに さむいんでぃ! こごえちまうぜ!」 お湯に足先をちょっとつけたタコくんは 「もっと あつくしてくれぃ!」と言って、からしさんにあたためさせます。
すると、いつの間にかふたごのはんぺんがどんどん膨らんで…??
かわいいいキャラクターと美しい画面に、「だし入り牛乳」などかわいいアイテムも登場する、隅々まで楽しめる絵本です。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
あまりの表紙のかわいらしさに、手に取りました。おでんの具がみんなかわいいです! お話も、ほわっとあたたかくなるような、ほのぼのとする展開。おでんが食べたい寒さになってきた今、読むのにぴったりだなあと。ほっこりと癒される絵本でした。 (あんじゅじゅさん 50代・その他の方 )
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