![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
米利は、あまり話したことのないクラスメイトの昼間くんとバスでいっしょになる。どこへ行くのか聞いてみると、「きみは知らないほうがいい。」という。米利があとをつけると、昼間くんは駅の地下通路でホームレスの人と会っていた。 第62回産経児童出版文化賞 大賞受賞!
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
大人が書いているからかもしれないけれど、小学校6年生というとしっかりした自分の意識を持っているのだと思います。
学校という空間に集められた子どもたちは、ストレートにものを考え、感じ、人間関係に悩み、自分を守ろうとしています。
痛々しいほどのストレスに負けまいと喘ぐ、二人の主人公の心の接し方を意味深く感じました。
誰が悪いわけでもない空間で、悪が生まれていくこと、それをどうして乗り越えていくのか、考えるところ大です。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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