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母のいないのぼるはいつも母の夢をみています。ある夜、信号灯の青にそまったような青い馬があらわれて・・・。
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母親を知らない少年のぼる。
踏切番を仕事にする父親とすれ違いを繰り返す二人の生活は、少年の心象風景のようです。
そんなところに現われた小さな青い馬。
母親のようであり、友だちのようであり、多分のぼる自信の心が馬の形になったものなのでしょう。
幻想の世界の中で、のぼるは成長していきます。
ちょっぴりノスタルジックな物語。
宇野さんの素朴で淡い色調の絵が、印象的でした。
(ヒラP21さん 50代・パパ )
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