![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
ともだちにはげをからかわれたぼくは、ばあちゃんがせっかく編んでくれたぼうしを投げつけますが - - - いじめを考える絵本。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
「ぼく、ばあちゃんと いっしょに ねてもいい?」
「おう おう、いいともいいとも。」
ちょうど真ん中当たりの場面ですが、ほっと安心。
おばあちゃんと仲直りできて良かった。
いじめっこから帽子を取り返すお話と思っていたら
家族愛、友達との仲直りなど奥深い。
是非、家族そろってのひと時に読み聞かせたい絵本です。
ばあちゃんのせりふも感動する。
「ひとあみ ひとあみ あんでるといままで であった人達を思い出す。
いじわるな人も 欲深な人も みんな大事な人に思えてくるよ」
お父さんも素晴らしい。
「いいかい、おまえのここには、優しくって勇気のあるばあちゃんが
いつでも付いていてくれるんだぞ」
と ぼくのはげに手をおいた。
事故とはいえ、赤ちゃんの孫の頭に傷をつけてしまったおばあちゃんは、
どんなにつらい日々か?
しかも自分も片方の目が見えなくなってしまう。
表紙の絵は、いじめの場面ですが、縁側で編み物するおばあちゃんや、
茶の間、こたつなど昭和の光景が素朴な感じです。 (あそぼうよさん 60代・その他の方 )
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