![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
毛虫が大好きで虫集めに夢中の姫は、年頃の女性の様にお化粧もまともにせずあきれられてしまうという『堤中納言物語』の有名なお話。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
学生の頃に原文で読み、結構好きだったお話。
久しぶりに読んでみたくなり、手に取りました。
古典を現代語訳しているので、子供向けに書いてはいますが、説明っぽくて、読みにくさはあります。
時代背景が書かれていないので、何故姫君が殿方に姿を見られてはいけないのかとか、歌を贈りあう風習は何なのかとか、分かりにくい面もあります。
でも、周囲に何と言われようと、好きなものにまい進する姫君のまっすぐさは素敵。
自分の好きなことを認めてくれる、本当に好きな人に出会ったら、毛虫から蝶へと変身するのだろうな・・・という続きが感じられるお話です。 (hime59153さん 40代・ママ 男の子10歳)
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