学生の頃に原文で読み、結構好きだったお話。
久しぶりに読んでみたくなり、手に取りました。
古典を現代語訳しているので、子供向けに書いてはいますが、説明っぽくて、読みにくさはあります。
時代背景が書かれていないので、何故姫君が殿方に姿を見られてはいけないのかとか、歌を贈りあう風習は何なのかとか、分かりにくい面もあります。
でも、周囲に何と言われようと、好きなものにまい進する姫君のまっすぐさは素敵。
自分の好きなことを認めてくれる、本当に好きな人に出会ったら、毛虫から蝶へと変身するのだろうな・・・という続きが感じられるお話です。