
仲良しのしろくまの兄弟、お兄ちゃんのポールと弟ノエルのおはなしです。 「きょうは てんきがいいから おべんとうをつくるぞ。ノエル てつだって」というポールの一言で、お弁当屋さんのはじまり。
コックさんはポール。ノエルがお客さんを呼び込みます。 「おひるごはんに おべんとうは いかが? なんでもおいしい しろくまきょうだいの おべんとうだよ」
並んだお客さんは次々好きなものを注文します。 チーズが食べたいねずみさんには、いろいろチーズとハムのサンドイッチ。 果物と野菜が食べたいレッサーパンダには、まるごとりんごゼリーとやさいのサラダ。 「おさかなが食べたい」「おにくが食べたい」 どんなリクエストにも応え、そのお客さんぴったりのお弁当を作るんですから、ポールったら凄腕!
さて、お客さん係のノエルも、見ていたらポールみたいにお弁当を作りたくなっちゃった。一体どうなるのでしょうか? 弟思いで冷静なポール、素直で一生懸命なノエル。 ふたりのがんばる姿にくぎづけです。 そして出てくるお弁当のカラフルでおいしそうなこと……。 もう肉も魚も、果物も野菜も「きらい」なんて思えないかも!?
前作『しろくまきょうだいのケーキやさん』に続き、またまたかわいい兄弟愛にほっこり。 食べることが大好きになれそうな絵本です。
(大和田佳世 絵本ナビライター)

ポール&ノエルのなかよし兄弟が、町でお弁当屋さんを開きます。 すると、ねずみさんにレッサーパンダさん、ペリカンさん……次々とお客さんがやってきます。 リクエストに応えて、ふたりはどんなお弁当を作るのでしょう? 前作『しろくまきょうだいのケーキやさん』が「かわいすぎる!」と大反響の人気シリーズ続編。 2020年9月刊

しろくまきょうだいシリーズの第2弾。
可愛い絵で描かれている絵本です。
文字量も多くなく、年中さんや年長さんは読みやすいと思います。
子どもはライオンがお客さんの時の、「おれ おにく たべたい」に大爆笑していました。
面白かったようです。
その後、弟のノエルがお手伝いをしたいと言い出したあたりではハラハラし、予想が的中したあとはドキドキしながらどうしていくのかを読み進めていっていました。
失敗しても、それを乗り越えていく方法があることを学べる絵本だと思います。 (うさぎとりすさん 30代・ママ 男の子7歳)
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