かめが いいました。 「かめの うたが できたんだ」 「かめ すごいな きかせてよ」 ぞうは わくわくしました。 毎日さんぽしたり、あそんだり。なかよしは、かめとぞうだけではありません。ろば、がちょう、かえる、かたつむり、ばった……よろこんだり、おどろいたり、時にはこわい思いをしたりしながら、なにげない日々を元気にいろどります。 地平線に日がのぼり、やがてまた夜がくる……ゆるやかなくりかえしのなかに、いのちへの讃歌がひびいてくる長編絵本です。 特色カラー印刷。
不思議な題名ですが、作者はきくちちきさん。
長編にたじろぎながらも、なかなか奔放な展開が愉快です。
仲良しカメとゾウの伸びやかな日々、でしょうか。
多彩な友だちも合流して、伸びたり跳ねたり。
スリリングな展開もあり、子どもならではの悩みも。
ラストへの着地は、子ども賛歌のように感じました。
(レイラさん 50代・じいじ・ばあば 女の子1歳、女の子1歳)
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