![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
文字と言葉をテーマにした、見たことのない絵本ができました! “ひらがなあそび”シリーズの誕生です。
ひらがなの「あ」はひとりぼっちでさびしそう。 そこへ遠くから「お」がやってきて、くっついたら…… 「あおぞらだー!」 ぱぁっと広がる青い空。
こんどは友だちがいなくてたいくつな「あ」のところに、 「か」が遊びに来たら…… 「まっかっか」なりんご、 「あか」になったよ!
どこかへ行きたい「あ」に、おっとっとと「し」が来たら? ちょっといじわるな「あ」は、どこかから「な」を引っぱってきたよ。 何をするのかな?
「あ」にもう一文字くっつくだけで、あたらしい世界が広がるふしぎ。 谷川俊太郎さんもさすがに2文字で絵本の文を組み立てたのは、はじめてだとか。 「あ」にくっついて登場する子は、ひらがなの小さなおともだち“かなちゃん”と言うのですって。 妖精のような“かなちゃん”が、自由自在に文字にくっついたりぶら下がったりする姿が愛らしく、つい目で追ってしまいます。
まだ文字が読めないわが家の4歳といっしょに読んでみると、最初はけげんな顔でしたが、「あ」と「お」がくっついて「あお」になると、びっくりしたように息を飲んで絵をじーっと見つめていました。 世の中には文字があるみたいだけど、それってなんだかまだわからないなあ、という幼児にぴったり。 文字と出会う、楽しさいっぱいの絵本です。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
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![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
「あ」は一人ぼっちでさびしそう。 だれか ともだち いないかな? 文字と文字の組み合わせで、言葉が生まれ、物語が生まれる。 その楽しさが、絵本になりました。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
谷川俊太郎さんの愉快な言葉遊びの作品。
伴走するのは、『まり』でも共作した広瀬弦さん。
題名からインパクト大ですが、「あ」が主人公。
一人ぼっちで寂しいから、一文字加えて言葉遊び、という訳ですね。
この「あ」の造形が、赤ちゃんを伴ってキュートです。
意外にバリエーションがあるのは驚きです。
ドラマティックな構成もお見事です。
もちろん、ラストの組み合わせは、変化球ですが、ほっこりですね。
幼稚園児くらいからでしょうか。 (レイラさん 50代・ママ )
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