![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
たけうちちひろさんの切り絵絵本。大時計がすてきな建物から、5人家族がどうやら引っ越したみたい。新しいおうちで1年がはじまります。1月は新年のお祝い。2月は節分、大きな恵方巻きを男の子がパクリ。3月はひな祭り、ご近所の絵描きのお姉さんと桃の花を描く女の子、4月は末っ子の入学式……。12月のクリスマスまで、行事を楽しむ3人きょうだいとその一家が描かれます。
お花見、海水浴、花火大会、ハロウィンと一年を通して楽しいことがいっぱい。ひとりひとりのキャラクターを追って、サイドストーリーを想像して楽しんでくださいね。
個人的にワクワクしたのは、引越し前住んでいた建物の住人たちとの、ご近所付き合い。絵描きのお姉さん、音楽家のお兄さんとの交流が続く場面は、見ていてうれしくなります。時計職人のおじいちゃんや、猫と散歩するおばあちゃんなど、住人たちと街の様子がページをめくるごとに広がっていきます。そして住人みんながお祝いに駆けつける結婚式は、色とりどりの木の下で!
「ハートのふうせんはいくつある?」「あさがおのはなはいくつさいている?」など絵探し遊びができるのもポイント(巻末に答えもありますよ)。
前作『みんなのいちにち』(アリス館)で、建物の部屋のひとつに描かれた一家の「その後」のおはなし。ほかの住人がどうなったのか、2冊を読み比べるのもおすすめです。雑貨やインテリア、お店屋さんが好きなお子さんにぜひどうぞ!
(大和田佳世 絵本ナビライター)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
1月、新しいおうちで新しい1年の始まり。2月、節分。3月、おひなさま。みんなで過ごす一年は楽しいことがいっぱい! おはなみや海水浴、行事や季節を楽しむ家族を定点観測でたどります。みるたびに発見する絵本!
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
『みんなのいちにち』が愉快だったので、こちらも。
最初のページで既視感が。
おお、『みんなのいちにち』と同じ家!
ということは、あの面々も再登場という訳ですね。
舞台はご近所のある一家がメインなのですが、
時々あの面々も絡むのが愉快です。
え?そんな後日談が!?
探し絵の楽しみも完備。
そしてさりげなく、あの住人もちゃんと登場。
隅々まで楽しめそうです。 (レイラさん 50代・ママ 男の子29歳、男の子27歳)
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