
赤ちゃんが動けるようになると、好奇心の赴くままにあっちへ行ったりこっちへ行ったり。ここはダメ、そっちもダメと言っても通じるわけはなく、賑やかな時間が始まります。
それは人間も猫もきっと同じです。我が家は数か月前に子猫をお迎えしましたが、息子や先住猫の小さい頃と比べてもかなりやんちゃな子で、まさにケイティのよう。少しもじっとしていなくて、恐れ知らずで大胆です。
物語は、子猫のケイティが目覚めるところから始まります。起きて早々、すぐに動き始めるケイティ。まん丸に見開いた青い目は好奇心に満ちています。イスに飛び乗ったり虫にじゃれついたり。大きな犬にはシャーって言って、小さなねずみからは逃げてみたり。さすがは子猫、次は何をするのだろうと気になって目が離せません。
最後にはやっぱりやらかしてしまうのですが、それも含めて愛おしく思えるのでした。
(近野明日花 絵本ナビライター)

こねこのケイティは、好奇心旺盛で、やんちゃなこねこ。おうちの中やお庭で、おもしろいものを見つけて、たくさんあそんで、元気いっぱい。 コルデコット賞受賞作家であるプロヴェンセン夫妻が描く愛くるしいこねこ。見ているだけで笑顔になるような絵本です。 文字も少なめで、小さいお子様から楽しめます。

淡い色の背景に映える、表紙のかわいい猫ちゃんに一目惚れしてしまいました。
『かえでがおか農場のいちねん』など、動物のイラストをたくさん描いている作者さんコンビが絵を描いています。
小さな子ネコのしぐさや表情ひとつひとつがなんとも言えず愛らしいです。小さな赤ちゃんを見ているように、目が離せませんでした。
このケイティには、ねこ好きでなくとも魅了されてしまうと思います。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子18歳、女の子15歳、男の子13歳)
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