![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
NHK Eテレの子ども番組「シャキーン!」の放送作家・倉本美津留さんと、「シャキーン!」でイラストを担当しているいぬんこさんがタッグを組んだ作品です。
あるひ、どこかから“たまたま”やってきた、青い色の子ネコ。 高い塀に囲まれた屋敷に住むおばあさんは、ネコを追い払ってしまいます。 でも、隣のおばあさんは、ネコに「たまたま」という名をつけてかわいがります。 ねこの「たまたま」はとってもふしぎなネコ。 お正月にみごとな曲芸をして、観客からお年玉をもらい、 口から飛び出した種を植えると、大きな木になり、見事な花が咲きます。 しかし、それを見ていた隣おばあさんは面白くありません。 夜中にこっそり、塀を作り直し、大きな木を自分の敷地の中に入れてしまいます。 でも、その木に虫が大量発生したものだから、おばあさんは怒りのまま、斧を手に、木とたまたまを、懲らしめようとして……。
いぬんこさんの、どこか懐かしさを感じるタッチがとても優しく、たまたまやおばあさんなど登場人物がとてもコミカルに、のびやかに描かれているのが魅力的です。 たまたまを通して、欲張りなおばあさんが気づいたことは、そのまま現代に生きる私たちにも伝わるメッセージなのかもしれません。 最後に分かる、たまたまの青い色の模様の意味にもご注目! ページの隅々まで絵を味わえる一冊です。
(木村春子 絵本ナビ編集部)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
たまたま落っこちてきた子猫を、優しいばあさんは“たまたま”と名付けてかわいがり次々いいことが!それを見ていた隣のばあさんが…
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
たまたま、ということばが何度も登場する絵本ですね。ちょっと昔話っぽくて面白かったです。絵の雰囲気も良くこの絵本の内容とマッチしていて、みんながなんか幸せな感じで、読んでいても楽しめました。隣の意地悪ばあさん。。昔話でよくありそうな始まり方で、子供も気に入ってくれそうです。 (ピンクちゃんさん 40代・ママ 女の子14歳、男の子7歳)
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