![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
世界一深く透明なバイカル湖にすむバイカルアザラシは、えさの魚がよく見えるよう、目を大きく進化させてきた。しかし大きくなりすぎたせいで、あごを動かす筋肉が小さくなってしまったという。 遠藤秀紀さんは思う、「この進化は失敗か、それとも成功か?」 遠藤さんは、自分の目で動物の体を実際に確かめながら、体の謎や進化のひみつを解き明かしていく解剖学者だ。遠藤さんの研究をわかりやすく描き、科学の「新しいことを知る」おもしろさを紹介するシリーズ。
監修:遠藤秀紀
たて25.7cm×よこ19.5cm/A4変型 40ページ
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
同じ作者さんコンビのシリーズ本『パンダの手には、かくされたひみつがあった!」がとても面白かったので、こちらも読みたいと思いました。
大人の手に収まりきらないほど、大きな目を持ったバイカルアザラシのお話。その大きな目で、遠くまで獲物を見つける力があるものの、あごを動かす筋肉が、大きな目玉にあるべき場所をとられ、小さくなってしまうという、なんとも皮肉なはなし。でも、その生態とうまくつきあい、生き延びているのです。
「進化のみちすじは、何通りもあって、答えはひとつではない」というセリフに、納得しました。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子17歳、女の子14歳、男の子12歳)
|