![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
こけしがころんと斜めに傾いて……転びそう!? 可愛らしさに思わず心を奪われる、郷土玩具の絵本です。 あかちゃん絵本で数多くのファンをもつ絵本作家、新井洋行さんの意欲作。 日本全国の郷土玩具が大集合!
表紙で斜めに傾いていたこけしは、ページをめくると「こけしがこけて」 だるまおとしにごっつんこ! だるまの胴体がすっ飛び、背が低くなった「だるまがだまると」 隣の「あかべこ」、だるまにむかって「あっかんべー」。 さらに、だるまおとしの胴体がぶつかった「おきあがりこぼし」も「おこりだし」。 さあ、どうなる?
でんでんだいこに、独楽に、きじ馬。 あなたの知っている郷土玩具はありますか? ああ、これこれ!と懐かしさでいっぱい。 あれ、こんなに可愛い顔をしていたっけ? 一つ一つ、手にとってみたくなるほどの存在感です。
新井洋行さんらしく、かつ伝統工芸ならではの素朴で鮮やかな色づかいに、何度もページをめくりたくなります。 郷土玩具の形や色、表情のよさを再発見しちゃいます。 昔から伝わる遊びを知りたくなりますよ。
ぜひ音のリズム、声に出して読む快感も味わってくださいね。 最後のオチにはきっと子どもも笑い出して、コロンとこけちゃう……かな!?
(大和田佳世 絵本ナビライター)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
こけしがこけたら、その隣にいただるまに当たって、だるまがむすっと黙ると、あかべこがあっかんべーする!? 郷土玩具がたくさん出てくる楽しいおはなし。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
この絵本は、こけしに始まって、赤べ戸、だるま、でんでん太鼓と言った日本に昔からあるおもちゃ屋飾り物たちがリレー形式でどんどんつながっていって、最後にはまたこけしに戻ってくるというお話でした。うちの子は、この絵本に出てくるものがどの地方のものなのかがとっても気になったみたいで教えてあげました。今度旅行に行った時などにはこの絵本のことを思い出すのかな〜なんて思いました。 (イカリサンカクさん 30代・ママ 男の子8歳)
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