
ひーーーーー! ヒヒが逃げていきます。そのあとから、ヒョウが追いかけていきます。 ヒヒは木に登ったり、川を渡ったり、出合った動物たちをも巻き込んで、あの手この手で逃げていきます。 駆け抜ける2匹の行く先は…?

なんとも悲愴な題名です。
しかも、表紙絵には、ヒョウに追いかけられているヒヒ。
ああ、だから、「ヒー」なのか、と思ったら、さにあらず。
純粋に、ただ、ひたすら逃げる作品です。
しかも、縦長絵本を上に開き、長いアングルで魅せます。
木の上、キリンの上、フラミンゴが飛び立つ様子など、ドラマティック。
ゾウに投げ飛ばされようが、空中戦になろうが。
ラストは一体?
ここまでくると、あっぱれかもしれません。
幼稚園児くらいから、ハラハラドキドキを味わえそうです。 (レイラさん 50代・ママ )
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