![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
地球温暖化の影響で、20年前より海が凍る期間が短くなっている北極。シロクマたちにとっては生きづらい環境となり、さらには、えんとつのけむりから汚染物質ががせまってくる……。ぼくたち人間は、シロクマや地球にこれから何を残そうとしているのでしょう?
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
ちょっと強引な写真絵本ではあるけれど、それだけに切実な思いを感じる内容です。
煙突が出すのは毒をもった煙です。
その煙が北極にたどり着くまでを、視覚的に追うことはできないけれど、温暖化という言葉に置き換えると、想像することができるでしょう。
そうすると、北極圏に限らず、煙の影響を受けている生物や土壌が、次第に北極に向かっていることもわかるでしょう。
実に壮大な思いの先で、シロクマをとらえている絵本です。
世界中には無数の煙突があります。
全ての煙突が毒を吐き出していたら、笑い事ではすみません。
煙突だけではなく、戦争という行為が、無意味に毒を出し続けていることを思うとたまりません。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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