![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
絶対的貧困、格差、児童労働……。今、世界には困難な問題があふれています。まずしい国々の問題も、わたしたちと無関係ではありません。どんな世の中にしたいのか? 世界をよりよくするための目標や行動を考えるきっかけとなる一冊です。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
「世界の格差を作っている原因が、私たちの日常生活にある」という、ショッキングな提言が記載されていてドキリとしました。
家具、食べ物、アクセサリー、身の回りに当たり前にあるモノたちの原料は、地球上の多くの貧困層、ときには児童労働によって提供されているというのです。
時には、原料をめぐって紛争が起こったり、武装勢力の資金源になっているなどと書かれたら、安易に子どもたちに絵本を手渡して済む話ではありません。
極論だと思いながら、事実を事実として、大人も認識しなければ、子どもたちの考える力を摘んでしまうのです。
多分、当たり前の日常を放棄することはできません。
ならば、どうしたら地球全体spの問題解決になるのか、そ
れを考えるのが、SDGsなのでしょう。
このような社会問題を考えるとき、難しい本を手にとって、思考回路をマヒさせてしまうよりも、子どもにも理解できる本を手に取って、大人として説明可能な予習をすることがとても大切だと感じます。
硬質化して、先に進めないときには、子どもたちに教わる謙虚さも必要かとも思います。
SDGsが十分に理解できていない私にとって、このような本はとてもありがたい教科書です。
写真もとても効果的な教材だと思いました。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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