
ある子どもが見つけたのは、たいこです。 たいこたいこ、たたいてみよう。
どん どん
すると聞こえてきたのはトランペットの音!
どん どん ぷっぷー
ふえの音も加わって、
どん どん ぷっぷー ぴーひゃらぴーひゃら
さらにさらに……。
ひとつの鼓動をきっかけに、楽しい音がつぎつぎと重なって、人や動物たちが集まり、やがて賑やかなパレードに。さらにあらゆる人の心を弾ませるお祭りが始まり、その音は世界中に鳴り響く!!
作家生活20年目に三浦太郎さんが51冊目として制作されたのが、アナログとデジタルが融合した「紙版画制作」という独特のスタイルによって生み出されたこの絵本。言葉の重なりとともに、目の覚めるような鮮やかな色彩も連なっていき、圧巻の観音開きのページへと続いていきます。
世界一さわがしいこの絵本。画面中からあふれ出てくる音と色と鼓動のオンパレードは、まるで「生まれてきた子どもたち」みんなを祝福しているかのよう。
心を開放して、お腹から声を出して、思いっきりこの絵本を楽しんでみてくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

こころ弾む、音のパレード! 思わず声に出したくなる つみあげうた絵本、登場!
たいこたいこ、たたいてみよう、 どんどん たいこのあとにトランペットもやってきて、 どんどん ぷっぷー ふえもくわわり、 どんどん ぷっぷー ぴーひゃらぴーひゃら こんどはシンバル、 どんどん ぷっぷー ぴーひゃらぴーひゃら じゃーん まだまだつづくよどこまでも。
ページをめくるたびに、どんどん音がつらなって、力強い鼓動がひびいていく! 圧巻の観音ページもおたのしみに。

小さい子向けおはなし会用にセレクト。
打楽器の音は音楽の基礎とも言われるだけに、
この題名に妙に惹かれました。
しかも、三浦太郎さんのカラフルで、いつもと少し違った造形にワクワクです。
実は、たいこから始まって、どんどん積み上がる、積み上がり歌仕様。
そう、だんだん仲間が集まって、壮大なパレードに!
この一体感、たまりません。
だからこそ、とうとう観音開きで圧巻の光景が出現!
もうここまでくると、止まりません。
さりげなく登場する、背番号17番のバッターって、もしや? (レイラさん 50代・じいじ・ばあば 女の子1歳、女の子1歳)
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