話題
あなたのからだをだいじにするほん

あなたのからだをだいじにするほん(Gakken)

SNSで話題となり発売即重版! 入園・入学準備にもぴったりの一冊。

  • 学べる
  • 役立つ
新刊
あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

  • 笑える
  • 盛り上がる
生きとし生けるもの

生きとし生けるもの

  • 絵本
作・絵: M.B.ゴフスタイン
訳: 谷川 俊太郎
出版社: ジー・シー

税込価格: ¥1,650

  • ハッピー・リユース・プログラム対象作品

「生きとし生けるもの」は現在購入できません

  • 利用できる決済方法
  • クレジットカード

  • 代金引換

  • atone翌月後払い

  • d払い

※「d払い」はスマートフォンからのみご利用いただけます。

  • Line

作品情報

発行日: 1990年05月
ISBN: 9784915619304

A5

ベストレビュー

悲しみのひとはけ 

 絵本編集者の末盛千枝子さんは、この絵本の作者ゴフスタインについて「どこかに悲しみの影があるというか、悲しみのひとはけが塗られているから」彼女の本が私たちの心を打つと言っています。
 「悲しみのひとはけ」というのは美しい言葉ですが、とても難しい言葉だとも思います。
 何故ならゴフスタインの絵本には特に悲しいことが描かれているわけではありません。
 むしろ「仕事」をテーマに描いている作家ですから、もっと強いものがあります。
 けれど、末盛さんの言うようにゴフスタインの作品には「悲しみのひとはけ」を感じます。
 
 それは何故か。
 おそらく私たちが生きるということの中に避けることのない「悲しみ」があるからではないでしょうか。
 私たちは必ず死を迎えます。そのことによる別れの「悲しみ」は誰にでもあります。
 ゴフスタインの絵本の大きなテーマである「仕事」もまた私たちが必ず受け持つ営みですし、ゆえにそこには「悲しみ」も生まれる。
 そのことを感じとって、末盛さんは「悲しみのひとはけ」と表現したのではないでしょか。

 原題が「NATURAL HISTORY」というこの作品はもっと広い世界を描いています。
 とても美しくて、「遠くからはとても平和に見える」私たちの星。けれど、そこでは人々が殺しあったり自然を壊したりしている。
 「豊かさをわかちあおうと」生まれてきたはずなのに。
 そして、ゴフスタインはこう強いメッセージを出しています。
 「すべての命を苦しみと恐れから守るのだ!」。
 谷川俊太郎さんの訳がゴフスタインと共鳴し合う瞬間といっていい。
(夏の雨さん 60代・パパ )

関連記事

この作品を見た人はこんな作品も見ています

この作品を見た人はこんなグッズを見ています

出版社おすすめ

  • ライオン
    ライオン
    出版社:瑞雲舎 瑞雲舎の特集ページがあります!
    美しい絵と素敵な物語の古典絵本! 百獣の王となる完璧などうぶつ「ライオン」が作り出されるまでのお話。



2025年 今、読んでほしい!この絵本・児童書14選 レビューコンテスト

生きとし生けるもの

みんなの声(6人)

絵本の評価(4.43

プレミアムサービス


全ページためしよみ
年齢別絵本セット