どうぶつのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)
「答えのない問いに向き合う力」をはぐくむ新感覚の絵本
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入園・入学など、新生活が始まるこの季節をいろどってくれるのは、満開の桜の木。
日本の風景にも良くなじみ、昔から象徴的な存在でもありますよね。一年の内のほんのひと時、華やかに咲きみだれ、あっという間に散っていきます。絵本の中でも、暖かく気持ちのよい春のお花見場面や、時代劇の名脇役など大活躍をしています。また桜の木と共に生まれる感動のお話もあります。花びらに乗せたそれぞれのストーリーを味わいながら、桜の季節を楽しんでくださいね。
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春が近づくと、誰もが待ち遠しくなる“桜”。その桜の花びらが、子どもの手のひらに舞い落ちてきました。ほわ ほわ、ふわん、ふるるる、ほろろん…。風に吹かれた花びらを子どもが追いかけていきます。
お花見といえば桜ですが、そのあとは…葉桜になったかと思うと、葉陰に小さなサクランボ、夏には虫でおおにぎわい…。1本の桜の木の1年のドラマです。長年の観察にもとづく精緻な絵とリズム感のある文が、桜の生命の営みと輝きを感動的に伝えます。
桜が咲いて、くまちゃん達は、お花見に出かけたよ。おべんとうを食べたり、たこあげして、ふわーり、風にのって遊んだよ。くまちゃんたちの最高に楽しい一日です。
風情のある絵本が並ぶ中、こんなはちゃめちゃなお花見はいかがでしょう。お花見大好きなだるまのタカサキさん、ブルトンとアンドレを誘って高崎山へ。ところが高崎山は大混雑!読んで楽しい花見です。
園長先生の言葉で、みんなはひと月に1枚ずつ、桜の木の写真をとりました。1年の間に、いろんなことがありましたね。「おたんじょうびはなんかいあった?」「1かい」みんな1年に1つだけ、大きくなります。
あんなに楽しみにしていた幼稚園。だけど、入園式から帰ってきたたまこちゃんは「行きたくない。」と言い出して……。期待と不安が入り混じるこの季節。小さな子ども達にはこの気持ちが整理しきれないのかもしれませんね。桜の木から力をもらうなんて素敵な話です。
どうしてもバレエが上手にならない女の子。ある日バレエシューズが届きます。送り主は「うさぎの靴屋」。心温まるストーリーの中、満開の桜の中で踊るウサギ達と女の子のシーンが圧倒的に美しく心に残ります。
うれしいことがあると、こっそり桜を植えていたじいじ。毎年春になると花を咲かせるさくら山を通して色々な事を教わる孫。「なんも、なんも。」と言葉少なに会話する二人ですが、画面中に咲き乱れる満開の桜を見ていると二人のそれぞれの強い想いが胸にせまってきます。
「みんな!! しゅぎょうを するのじゃ!お山の雪もとけて、春の花が さきはじめておる」歯ぬき師のしかい。軽業師のそうべえ。医者のちくあん。「じごくのそうべえ」シリーズおなじみの3人を連れて、山伏のふっかいが向かった先は……。
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