どうぶつのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)
「答えのない問いに向き合う力」をはぐくむ新感覚の絵本
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本を読んだ後に「あー、面白かった」と思える経験。それはきっと、「本って面白いなぁ。」「次の本はどれにしようかな」という次の読みたい気持ちにつなげてくれるはず。そう考えると、ユーモア童話の功績ってものすごく大きい!「面白そう」を基準に本を選んでみてくださいね。
旅に出たフライパンのおじいさん。嵐にあったり、ジャングルでヒョウにであったり、冒険がいっぱい。もう「フライパンが旅をする」事自体が、びっくりするくらいユニークな発想ですよね。一体どんな出来事が待っているというのでしょう。
種とあめをうめたら、土の中で大げんか!
まあちゃんたちのクラスでは、畑に種をまくことになりました。先生から5こずつ種をもらうと、まあちゃんは、種となめていたメロンあめを1こ、一緒にうめてしまいました。
ぼくのつみ木はふしぎなつみ木。とうさんのあたまにねこをつんだり、おまわりさんのあたまにじどうしゃをつんだり! それから…。長新太ワールドは、童話の世界でも自由奔放。「本ってこんなに面白いの?」きっと新鮮な驚きを感じるのでは。
動物の形のぱんを食べたら、その動物に変身できちゃう!そんなぱんがあったらいいと思いませんか?ある日、こぶたのころすけが「ぶたぱん」でなく「うさぎぱん」を食べたら、ぱっとうさぎのすがたに早変わり!家に帰ったらお母さんもぜんぜん気づかなくて、ころすけはおかしくて仕方ありません。
人気の「おさる」シリーズは、絵本としても童話としても楽しめます。
南の島にすむおさるの少年は、友だちも家族もみんなおさる。ある日、カニが耳をはさんではなれなくなりました。自分だけみんなとちがうなんて、いやですが……
何となく笑っちゃう、こののんびりした「ユーモア」がクセになります。
夏が来ると、さらに子どもたちに大人気となる作品。村上しいこさんによるテンポ良い関西弁で繰り広げられるユーモラスなストーリーと、長谷川義史さんの豪快で楽しいイラストで夏休み気分も盛り上がります。
目が覚めたら、スタンレーはぺちゃんこになっていた……。身長122cm横幅30cm厚さ1.3cmのぺらぺらのスタンレーは、狭い場所の落とし物を取ってあげたり、郵便ポストから外国へ旅行に行ったりと、楽しい冒険がはじまります。
遊ぶこと、食べること、そして考えることが大すきなくまの子ウーフ。ほら、今日もウーフの「どうして?」が聞こえてきます!
子ども達の素朴な疑問、質問こそ最高のユーモアかもしれませんね。
たけやぶにすむものぐさでくいしんぼうのトラ、その名をトラノ・トラゴロウという…。表題作のほかトラゴロウのお話が7話。このちょっとシュールな面白さは、大人が読まなきゃ勿体ない!子ども達には、勝手に読ませるのが丁度いい!?
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