2012.04.19
第5回 営業部長の読み聞かせ行脚?
第2回では、チラシのお話をさせていただきましたが、今回は、そのチラシを持って書店を歩いている営業に突撃です!
その年齢不詳ぶりで定評のある、長崎出版営業部長・小尾(実はこうたくさんと同い年)。今日は池袋に向かいました。チラシがたくさん入った分厚い営業ファイルや資料など、荷物は山盛り。かばんは二つに渡り、どちらも重そうです。
給食番長シリーズももう6冊目ですから、書店員さんたちもよく分かってくれてはいるのですが、新刊の魅力をより伝えるべく、小尾の奮闘が始まります。
今回の武器は、新作まるまる一冊分の絵をまとめた手作り冊子とカバー。
まずはあいさつ。その後簡単な世間話などをしてその場の雰囲気をやわらげ、さっと新刊のカバーを見せる。
今回、まどかちゃんが主人公とあり、かわいいカバーなのでなかなかいい反応。
そこからおもむろに本編の手作り冊子を取り出します。
文字は載っていない状態なので、ストーリーを伝えるものは営業・小尾の語りのみ。
状況の説明などもしつつ、セリフでは結構感情がこもります。
新作では、なんと隣のクラスの女番長が初登場。小尾、なりきります。
絵本にしては読み応えのあるこのシリーズ。
最後まで語り終えたあとは、山井さんから静かな拍手が……。
「単に、寝坊でちこくする女の子の話だと思ってました」と山井さん。
そう。単なる遅刻のお話ではないんです。
そこが伝わったのも、営業・小尾の読み聞かせ(?)のたまものです。
「面白いじゃないですかー!」との、おほめの言葉もいただきました。いぇい!
書店員さんたちは、忙しい業務の中、いやな顔ひとつせず、営業・小尾の読み聞かせにつきあってくださっていました。
星野さんも、「こんなところから見てるんですね」「あ、ちゃんと軍手してる」など、いろいろ発見。面白がっていただけた様子。これはうれしいですね。
チラシに注文冊数を書いてもらい、お店の判子をおしてもらえば、注文完了です。
こうやってコツコツあつめた注文で、書店に本を置いてもらえることになります。
もし、怪しく読み聞かせ(?)をしている大人に遭遇しても、気持ち悪がらず、あたたかく見守ってあげてくださいね。
(長崎出版 中嶋)