チャーリーの妹ローラは、手のかかる子で、いつも面倒見のいいお兄ちゃんが何かと手を焼いています。 そんなローラは最近数字にはまったらしく・・・。
兄弟がお母さんの買い物についていくと、いつもお母さんが、 「なにかひとつかっていいわよ」と言います。 そんな時ローラは、 「ひとつって、おにいちゃんとわたしとふたりでひとつ?」 すると、「ひとりにひとつよ」とお母さん。
いざ出かけようとしても、何分も支度にかかったり、スカートの水玉模様の数を数え始めたり、道路のてんとう虫の数を数えたり・・・。数え始めたらきりがありません。
私たちの身の回りは数字で溢れています。 数字に興味が湧き始めた子どもは、物事のいろいろなことを数字という概念で表現できることの楽しさに目覚めます。 この絵本は、そんな時期の子どもと一緒に読みたい絵本です。
妹思いのチャーリーとおしゃまなローラはここに来ても健在!ますます成長していくふたりから目が離せません!
(福田亜紀子 元絵本編集者)
ぼくの妹のローラはちょっと変わったやつなんだ。ママが買い物のとき「なにかひとつ買っていいわよ」っていったんだけど、ローラの数え方といったらめちゃくちゃで…わかってる?ぜったいひとつだからね!
5歳の息子と読みました。
彼にはちょうど算数に興味が出てきた時期だったので、
この数字に関する展開は、おもしろかったようです。
ローラが認識力がまだ幼く、
ちょうど息子と同じくらいだったのもよかったみたい。
数字がたくさんお洒落に楽しく描かれていて、
今回は、お勉強的要素も入ってきたのかな?
ふたりの会話の応酬がセンスに溢れていて、笑ってしまいます。
てんとうむしの靴の場面の会話はふたりで大笑いしてしまった。
「ひつようなし」という、チャーリーがバッサリ切る場面。
そして、ママの「なんにもなしっていうのはどうかしら?」にも。
2人のウィットに富んだ会話は、このママの血なのかしら。
しかし、今回の絵本のタイトルに「ぜったい」はいるのかな? (トゥリーハウスさん 40代・ママ 男の子5歳)
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