きれいな緑一色の画面に歩き出す可愛いひよこのピーちゃん。黄金色に輝くようなふわふわの毛を持つピーちゃんを、足跡をたどりながら探していくかくれんぼ絵本です。 この絵本の魅力はなんといってもこの美しい色彩ではないでしょうか。ピーちゃんがとってもふわふわの柔らかいイメージとして伝わってきますし、野イチゴの赤もとても印象的にきらきらとおいしそうに目に飛び込んできます。 赤ちゃんの絵本というと、単純でわかりやすい展開、色や形がはっきりしていて認識のしやすいもの、という定石があったりしますが、この絵本を見ていてその意味することの一面が解った気がしました。大人の私が見ていても、生き生きとした自然の色が目に飛び込んできた時にはっとさせられ、繊細で優しいその姿に見入ってしまっていたのです。赤ちゃんと一緒に絵本を読むということは、理屈よりもこの感動が大事なのでは。 ゆっくりゆっくりページをめくり、語りかけながら親子で一緒に優しい時間が過ごせそうな予感です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
ピーちゃん、どこだ? あかちゃんにもやさしいかくれんぼ。指さししながら楽しんでください。
最近、乳幼児(1歳〜3歳くらい)の小さなお子さん
対象のお話し会を開く機会があり、楽しく読むことのできた1冊です。
「どーこだ、どこだ」というやさしい語りかけが心地よく、
おだやかな気持ちになります。
ひよこのフワフワ感がでている絵も素敵です。
前まで出てきて、「ここ!」と教えてくれた1歳半の子がいました。
わかりやすいかくれんぼが小さいお子さんにぴったりです。
最後にピーちゃんのお母さんが出てくるところもとっても安心!
ぜひ、親子でたくさん楽しんでほしい絵本だと思います。 (ポポロさん 30代・ママ 男の子8歳)
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