SNSでも話題沸騰、子どもから大人まで人気の「いちにち」シリーズ第8弾! 擬音の面白さとユーモア満載の絵で、読み聞かせなどでも大好評です。 わるいことをしたらじごくにいくって、ほんとかな? よし、いちにちじごくのおにになってたしかめてみよう。 うそをつくと……いちにちしたぬきじごく! いててててっ!! うそをついたらしたをぬかれるんだ―――っ! ひとのものをぬすんだら……いちにちつなわたりじごく! あちちちちっ。このてつのなわ、あついよ〜。おちたらもっとあつそうだ! ひとのわるぐちをいうと……いちにちはりやまじごく! いててててっ!! もう、わるぐちいわないよ。 よわいこをいじめたら……いちにちうんちじごく! いやだ! あついうんちをのまされるぅぅ〜!
やってはいけないこと、わるいことをする子どもたちが震えあがる一冊。
夏のお盆の季節に、あの世のことを想う時にいいかもしれません。
いつもの男の子が、あろうことか、地獄を体験してみるストーリー。
具体的な悪い行いを例に、本格的な地獄が次々と登場します。
ユーモアがあるので、ややマイルドですが、元々が凄惨なので、
読者の性格を考えてからの方がよいかもしれません。
中でもラストの阿鼻地獄では、実に深いメッセージを感じます。
この切実な叫びに、今回のテーマが凝縮しているように感じました。
「いちにち」だけの体験だから、安心して読める、とも言えます。
おチャラけていますが、地獄と極楽の描写はかなり本格的。
古来人々が、悪い行いを律するために練ってきた世界を知っておくことも
いいと思います。 (レイラさん 50代・ママ )
|