ずらりと並んだお店屋さん。「やお八」「もくもくベーカリー」「みなとずし」に「フルーツバスケット」……まだまだ続きます。どうやらみんな、たべもの屋さん。どうしてこんなに大集合をしているかと言えば、お手紙が届いたのです。
「たべものやさん しりとりたいかい かいさいします!」
ルールは簡単、みんなの名前でしりとりをながーーく続けるだけ。優勝チームには……なんでも欲しいものをプレゼント!!これは大変な大会です。
当日の朝、それぞれのお店から続々とたべものたちが集まってきます。どのチームの選手も目がキラキラ、熱気ムンムン、ホカホカでフレッシュ!ああ、これは豪華です。なんてワクワクする光景なのでしょう。なにしろ、まちじゅうのたべもの屋さんのメニューが実物で揃っちゃっているわけですから。
でも、見とれている場合ではありません。いよいよ「たべものやさん しりとりたいかい」の始まりです。
「さいしょは“あ”がつく たべものから はじめます! どなたかいませんか?」 「はーい!」
出てきたのは……? さて、この熱気のある大会の様子の続きは絵本でたっぷり楽しんでくださいね。結構、大変なことが起きちゃっているようですよ。
「たべもの」だけで「しりとり」をする。そんな“しばり”のあるテーマで大笑いできる絵本をつくってしまうのは、ご存知シゲタサヤカさん。表紙にもチラッと登場しているイクラくんを見て、すぐにピンときた方も多いかもしれませんね。ママになってから初めて手がけられたというこの作品、安心してください、ユーモアセンスはちっとも丸くなっていません。磨きがかかっています。親子で真剣に楽しんでくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
商店街で「しりとり大会」開催!おすしやさんにパンやさん、ラーメンやさんチーム…優勝はどのお店!? 笑い&涙ありで、心も満腹に!
息子は、幼少期からシゲタサヤカさんの本はすべて大好きです。
久しぶりに新しいのが出たけれど、
小学4年生だからもう読まないかなと思ったけど、
やっぱり喜んで読みました。
別の絵本で登場した食べ物屋さんだと思われるお店があり、
見たことのある食べ物があり、
って感じで、家族でわいわい言って楽しみました。
しりとり絵本ってよくありますが、
このしりとり絵本は、ちゃんとストーリーがあって、
オチまである。
ただのしりとり絵本にしないところがさすがですね。
我が家も車中などで、よくしりとりをします。
食べ物限定もよくやります。
「ぎ」は少ないので「ぎょうざ」は定番ですが、
そのあとの人は必ず「ざーさい」と続けます(笑)。 (Tamiさん 40代・ママ 男の子9歳)
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